ヴェイパーフライNEXT% 10kmキロ4分ランナーは使えるか?廉価版ズームフライとの違いは?

ヴェイパーフライシリーズ初購入

超遅まきながら、初めてヴェイパーフライシリーズを購入した。

「ズームXヴェイパーフライNEXT%」ハコネ

なぜ、このタイミングで購入したかは以下をご覧になって頂きたい。

これまで、購入しなかった理由は

①使いこなせるか分からない

②価格が高い

③NEXT%以前のモデルは耐久走行距離が短い(聞いているのは160km)

廉価版のズームフライは「ズームフライニット」を2足、「ズームフライ3」を1足購入している。

フライニットはスピードの推進力を感じることができた。

それにより10kmのPBも更新できた。

39分06秒(30秒更新)

もちろん、練習あってのこと。

シューズだけじゃ、さすがに速くなりません。

ズームフライはある程度は使いこなせていると思う。

今更、ヴェイパーフライの記事を書いても、既にたくさん良い記事がある。

特に「みやすのんき」さんの著書「アルティメットフォアフット走法」はとても丁寧にヴェイパーフライのことが書いてある。

 

なので、この記事は廉価版のズームフライを使いこなし、ヴェイパーフライNEXT%の購入を検討しているランナーさん向けに書いてみようと思う。

 

サイズ感

わたしはズームフライニット、ズームフライ3ともに27,0cmを使っている。

ヴェイパーフライNEXT%も27,0cmを購入した。

すべてストレスなく、フィットしている。

わたしの足幅は2E〜3E。

どちらかというと2Eよりだと思う。

特長としては、人差し指が1番長い足型である。

重量

ズームフライニット

サイズ27,0cm(実測) 244g

 

ズームフライ3

サイズ27,0cm(実測) 259g

フラニットと比べるとわずか15g重くなっただけだが、かなり重さを感じる。重さだけでなく、スピードの推進力」もフライニットより劣るという結論付けをしている。(詳しくは下記、関連記事➀)よって現在はキロ4を切るような練習では積極的には使っていない。

※あくまで個人の見解です。

ヴェイパーフライNEXT%

サイズ27,0cm(実測) 187g

廉価版のズームフライ3より72gも軽い。

 

アッパー素材

左:ズームフライニット 右:ズームフライ3

ズームフライニットは文字通りニット素材。

ズームフライ3「ヴェイパーウィーブ」素材の下に更にメッシュ素材がある2重構造。

ヴェイパーフライNEXT%

NEXT%は「ヴェイパーウィーブ」素材の1枚構造。

中が透けるほど薄い。

「ヴェイパーウィーブ」素材は前作のニット素材に比べて雨に強い。

シューレース(シューズ紐)の配置

ヴェイパーフライNEXT%のシューレース(シューズ紐)の配置は結ぶ位置から、指先に向かって外側(小指方向)にずらして配置している。

足の甲など、繊細な部分の圧迫を防ぐようになっている。

ちなみに、この構造が取られていないズームフライ3では私の場合、シューレースの結び目で足の甲が圧迫されて痛くなってしまう。緩めに結べば回避できるが。

 

ミッドソール

ズームフライニット、ズームフライ3はリアクトフォームにカーボンファイバープレートが搭載されている。

他の方の記事で、踵部で1mm、前足部で4mm厚みが増していて、ズームフライニットでは11mmあった前足部と踵部の差が、8mmに縮まったようである。

NEXT%はミッドソールが違う。

カーボンファイバープレートの搭載は同じ。違うのは「ズームX」という素材で、はさみこんでいる。

「みやすのんき」さんによれば、跳ねるような感覚は「カーボンファイバープレート」だと思われがちだが、実際は「ズームX」だということ。

カーボンファイバープレイ

出典元:NIKE公式サイト

アウトソール

ズームフライニット

 

ズームフライ3

ズームフライニットは前足部と踵の5箇所に配置され、踵の縁はリアクトフォーム素材がむき出しだった。

ズームフライ3になり、踵の縁までラバー(黒)がしっかりついて耐久性が上がっている。また、前足部も凸凹で溝がしっかりあり、グリップ力も上がった。

 

ヴェイパーフライNEXT%

ズームフライ3と同じ構造だが、前足部のラバー(黒)の面積がやや広く。踵部分のラバー(水色・オレンジ色)の面積がやや狭い。

構造

出典元:NIKE公式サイト

出典元:NIKE公式サイト

走行レビュー

キロ5分半〜6分のペース(サブ4前後あたり)

フォアフットを意識して走ると、すぐにキロ5分ちょっとになってしまう。このペースで走るシューズではないと思う。

キロ5分〜4分半のペース(サブ3,5前後あたり)

フォアフットを意識して走ると、スピードがでないように抑えてこのくらいのペースになる感じである。

キロ4分15秒〜4分のペース(サブ3〜エガあたり)

何度か400mの距離を軽く流すとキロ4分10秒くらいで走れた。少し力を入れるとキロ4分カットみたいな感じ。

キロ3分40秒以上のペース

わたしだとインターバル練習のスピード。シューズは軽量でスピードは出しやすい。400mをキロ換算で3分20秒(おおよそ私の1㎞全力スピード)で走ったが、まずまずだった。

 

VDOT53〜54ランナーの感想

走行レビューが今のところ、こんな感じしか書けない。400mの距離で色々なスピードレンジで走っただけなので。(すみません)ここまで読んで頂いて申し訳ないが、まだ5.5㎞しか使用していない。さすがに高額で耐久走行距離を考えると、本命レースやタイムトライアルでしか使用したくない。(貧坊ちゃまなもので・・・大切に走行距離管理をして使います)

もう少し持続して長い距離を走ってみないと、スピードの推進力は分からない。(間違えなくあるでしょう)ただし、「なぜか速く走ってしまう」という感覚はあった。もう少し距離を走ったら、記事を更新させて頂きたい。とりあえず、ズームフライニットを1,300㎞以上使用してからNEXT%を履いたので感じとしては、まずまずフィットした。

ズームフライニットは、歩くと前足部が「カクッ」となる感じがあり、それがおそらくスピードの推進力になっていたのだとわたしは思っている。他の方が表現していたのがズームフライニットは「なぜか速く走れる」。なぜか速く走れる」=「スピードの推進力」ではないかとわたしは思っている。(フライニットは5㎞19~20分、10km39~40分、ハーフ90分切りは実走済みです。使えます!)

そして、ヴェイパーフライNEXT%はその感覚も感じられる。このシューズの1番の印象は「小指球から母指球ラインにかけての重心移動の誘導」を強く感じる。(歩くと良く分かります)この事は「みやすのんき」さんの著書「アルティメットフォアフット走法」で書かれていた。みやすさんが言っていたことは、的確であった。こんなシューズは他には知らない。まさに科学を感じるランニングシューズである。履いてみて間違えなく、「フォアフット走法」を想定したシューズだということが分かった。

スピードの推進力を比較すると

ズームフライ3ズームフライニットヴェイパーフライNEXT%(間違えないでしょう)

ズームシリーズの使い分け

わたしのズームシリーズの使い分けは

ズームフライ3  jog  および  キロ 4分15秒までの練習

ズームフライニット  jog  および  キロ 4分15秒より速い練習 および 調整レース

ヴェイパーフライNEXT% キロ 4分15秒より速い練習 および  本命レース(ハーフまで)

わたしの場合、フルマラソンはサブ3.5レベル(キロ5分)の走力しかないのでフルで使うのはフィットしないように思えます。

自己ベスト記録(2020.2.19現在)

いずれにしても「ヴェイパーフライNEXT%」をもう少し、使ってから記事を更新したいと思います。

 

【更新記事】ナイキズームⅩヴェイパーフライNEXT%55㎞走行した結論

以下をご覧ください。

 

【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】