当たり前だが、スタート前にはテレビの前にいたい。
それは必須だ。
しかし、そこで考える。
私の妻は「マラソンなんかなんで見るの?」
というタイプの人間だ。
ギリギリで、「設楽君カワイイ、大迫君カワイイ、服部くんカッコいい!」というレベル。
決して「園田君、真面目そう!」までは絶対に行かないレベルだ。
そんな妻を横に果たして気持ちよくマラソンが見れるのだろうか?
もちろん、マラソンを見ている二時間超は私は何もやらないわけだ。
せいぜい見ながらパソコンでちょこっと作業をするくらい。
決して洗濯物をやったり、子供も食事を用意したり…というのはやらないわけだ。
世紀の一大決戦を前にオムツを変えている場合ではない!
しかし、マラソンに全く興味がない人にとってそれは関係ない。
MGCがあろうが、日常はきっちり二時間進んでいる。
子供たちは腹が減り、オムツにブツをつつがなく放出する。
それに気づかないふりをしてテレビ画面の今井選手に「元祖山の神、頑張れ!」とか言おうもんなら
「オマエ、いつから集落の氏神様担当になったんだよ!というかここ、氏神様とかいる地域じゃねぇだろ!」って思われるかな…と。
私の妻は決してヒステリーに叫ぶタイプではないが表情で分かる。
まず間違いなく落ち着いて全力でMGCに集中することなどできないのだ。
どうすればいい?
世紀の大決戦を100%応援するにはどうしたらいい?
考えに考えた芋太郎の答え。
実家に帰る。
もちろん、一人で帰るなんて愚行は犯さない。
「2人連れて実家に泊るから、たまにはゆっくり休んでよ。」
と長女と次女を実家に連れていくという提案。
あたかも妻を気遣う優しい旦那を装う提案。
汚い。
芋太郎は汚い。
しかし、それほど見たいのだ。
マラソン中毒者の方々なら分かると思う。
少なくとも1カ月前あたりからこの日を楽しみにしていたはずだ。
今現在、すでにスタート前のテレビ番組が始まっているが、画面の前で話しているレポーターの話などどうでもいい。
(高岡さん、相変わらずカッコいいなぁ~とは思うが。)
後ろでアップしている選手の姿が気になる。
あ、中村が来た、井上が来た。
どの選手も調子がよさそうだなぁ~
好き勝手なことを呟きながら見ている。
さながら日本ダービーのパドックを見ているようだ。
芋太郎は競馬はほとんどやらないが。
こんなことを書いている中、画面の中では選手たちのアップがダッシュに変わっていたりする。
スタートまであと20分ちょっと。
そろそろ記事もこの辺りにしてトイレに行ってテレビの前に張り付こう。
何だかんだで1000文字書いた。
私の今日の戦いはココで終わり。
では皆さん、MGCを楽しもうではないか。