まずは今日の記録を…
とにかく今日の記録をまずご覧あれ。
あれれー?
確かコイツ、2日前に土曜日はハーフ走をやるとか言ってなかったっけー?
あれれー?
日和った?日和ったでしょー?
4:12とか分不相応な入り方して5㎞地点で辞めたでしょー?
思われても仕方がない。
が、芋太郎はちゃんとハーフ走をこなしている。
神に誓ってハーフ走をこなしている。
その証拠に今日は腹が痛い…
トイレに何度も言っているが、一向に腹の調子が良くならない。
芋太郎は長い距離を追い込むと腹を下す兆候が出る。
それでも信じられない?
どうせ、ウソだろ!って?
じゃあ何でデータが残ってないんだ!って?
おかしいだろ!?
分かる。
そう言いたい気持ちはよく分かる。
でも、走ったのだ。
芋太郎は悪くない。
信じて欲しい。
どうしても信じられないなら、芋太郎が何度もトイレに行って出しているブツの画像をアップしようか?
そんなものアップしたら、即グーグル規定に引っかかって広告取り消し確定だが。
まあ、何があったか落ち着いて聞いてほしい。
5㎞地点で腕時計が主を裏切る!
なんと5㎞地点のラップを告げた瞬間、ガーミンの腕時計から見たこともないメッセージが…。
『電池の残量が低下しています。』
えっ?昨日の夜、充電してたはずだよね…。
そうなのだ。
芋太郎はウォッチの充電は毎日欠かさない。
必ず充電をして寝ているのだ。
今朝五時に起きてウォッチを付けた時も、しっかりコンセントから充電器を外している記憶がある。
まさか接触が悪かったのか…?
とも思ったのだが、充電器から外したときにちゃんとガーミンのウォッチは「ブルルルルルル…」と鳴いていた。
「ブルルルルルル…」は、充電器から外したヤツなりの合図のはずだ。
寿命が来ているのかもしれない。
コイツを買ってから3年くらいか。
芋太郎はトレーニング期間以外の9カ月は毎年コイツをほぼ放置している。
定期的に使うランナーと比べ、コイツに対する愛情が薄い。
それを察したのか、まさかご主人様が気合を入れて臨んだタイムトライアル当日に充電切れを起こすとは…
この裏切り、明智光秀以来の衝撃だ。
ということで、今回の気合を入れに入れたタイムトライアルだが、5㎞以降の記録がない…。
信じてくれなくてもいいが、一つだけ上のラップを見ておかしいと思ってほしい。
GPSウォッチ使いのランニング中毒者なら気づいているかもしれない。
5㎞ピッタリで記録が終わっていること自体、おかしくはないか?
もし仮に手動でウォッチを止めていたとしたら、必ず数メートルの誤差の部分が出るはずだ。
5mとか10mとか。
それが、きっちり5㎞で止まっている。
こんな正確なスイッチさばき、芋太郎にはできないぞ?
そこのところ、ガーミンの腕時計が芋太郎を裏切った証拠として挙げておこうと思う。
10㎞地点で東京国際駅伝部?の集団走とすれ違う
正直、タイムなしのハーフ走は気合が入らなかった。
それでも、記録云々ではなくトレーニングとしてやはりレースと同じ距離を踏んでおく必要性があったので、何とか気を取り直して走り始めた。
10㎞過ぎ、明らかにどこかのチームの集団走が向こうから来る。
例のごとくホンダか!?それとも八千代工業か!?
どうやら違った。
顔が若い。
おそらく大学生だ。
このあたりの大学といえば東京国際大だ。
東京国際大と言えば、昨日の箱根の予選会ではトップ通過。
そして、本日の全日本大学駅伝では見事にシード権を獲得しているとのこと。
(芋太郎は出かけていて見れなかったが…)
アレ?ということは東京国際の駅伝部ではないか?
でも、3軍とかは現地まで行くとは限らないし…
いや、待てよ。
東京国際は確かに川越の霞が関にキャンパスはあるが、駅伝部は坂戸キャンパスで練習をするよな?
やっぱり違うのかな~、とは思うのだが…
13㎞地点まで限りなく渡邉選手の後をつける!
芋太郎が東京国際大の駅伝部だと思ったその集団走とすれ違ってから、距離にして500mくらいだろうか、一人のランナーとすれ違いそうになった。
しかし、そのランナーは芋太郎とすれ違う前にもと来た道をくるりと引き返した。
年齢の感じが学生ランナーとは思えないが、明らかに上級者の香りがする。
体がガッチリしている。
走り方はあまりスマートではないが、上下動がすくない力強い走り。
芋太郎は今日のハーフ走を1時間32分台で走りたいと思っていた。
キロ4:22を基準に刻んでいくつもりだった。
まあこの時点でガーミンのウォッチが主人を裏切り画面を暗くしたまま黙っているので、正確なペースは分からなかったが。
くるりと引き返したその上級ランナーは、芋太郎のペースよりもやや速いペースで走っている感じだった。
ペースメーカーにすることにした。
どうせタイムが分からないのだから、いっそのこと思いっきり追い込んでみようと考えた。
10㎞~13㎞の間、芋太郎はこのランナーからおよそ20m~30mの距離をずっと走る。
ずーっとこのランナーの背中を見ながら、ふと思う。
んっ!?
渡邉!?
ふと芋太郎に東京国際大学の渡邊和也選手の姿が浮かんだ。
走る姿はほとんど見たことがないが、何となくそう思った。
なるほど、渡邉ならあり得る。
なにせ30歳で東京国際大に入学した選手だ。
二十歳そこそこの学生とは違う体つきなのは当たり前だ。
しかし、もし、仮に渡邊選手だとしたら、ケガでもしていたのだろうか?
少なくとも全日本の選手には選ばれていないわけだから。
(本日の全日本のメンバーを確認しても渡邊選手の名前はなかった。)
直感的に渡邊選手と感じた芋太郎は、前を走るそのランナーの走り方をとにかくインプットすることに全神経を集中した。
というよりは、何とかこのランナーから離れない様に粘りに粘っていただけだが。
10㎞地点から足の重さを感じながらも、このランナーにくっついている内に闘争心が湧いてきた。
13㎞地点。
やや上り坂になったところで、この渡邉風のランナーのペースがやや落ちた。
距離が10mくらいに縮まったところで、芋太郎はペースアップ。
渡邉風ランナーを抜き去る。
そのまま、ラストまで粘りの芋ピーダッシュで駆け抜けた。
ガーミンが眠っていたので、果たしてタイムがいくらなのかは全くの不明なのだが…。
さて、家族とのお出かけが終わり、今この記事を書いている傍ら芋太郎は渡邊和也選手のyoutube動画を必死に見ている。
2011年の5000mで優勝したときの動画を繰り返し見ている。
レース中盤、まだ探り合いのときの走り。
似ている…。
やや腕の位置が上で振るフォーム。
飛び跳ねるというよりは、力強くグイグイ行く感じのフォーム。
もちろん、今日は芋太郎に抜かされるくらいの超軽いジョグだと思うので、フォームの比較も何もないと思うのだが…。
というより、芋太郎の極度の思い込み体質で、もはやあのランナーは渡邊選手以外には考えられなくなっていることも影響しているが。
更に言うと、このランナーは芋太郎が折り返した初雁橋付近で走るのをやめていた。
初雁橋付近には何があるか?
東京国際大の川越キャンパスだ!
やはり…
「駅伝部は坂戸キャンパスである」という事実も、もはや芋太郎には関係ない。
1軍が全日本に行っている関係で、3軍(2軍かもしれないが)などは何かしらの事情で川越キャンパスで練習することだってあるのではないか?
無理やりそう思っている。
無理やりそう思えば、芋太郎は渡邊選手の超軽いジョグに勝ったと自慢することができるではないか。
思い込み激しい芋太郎の妄想をどうか皆さん、許してほしい。
(渡邊和也選手、ひいては渡邉選手のファンの皆様、勝手な妄想、勝手な記事を申し訳ありません…。)
最終的なタイムはどのくらいだろうか…?
渡邊和也選手風のランナーを抜くところから、最後21㎞が終わるところ(実際はガーミンが死んでいるので分からない。いつもはこのあたりでハーフが終わるなぁ~という地点)までは、自分の中ではペースを上げ続けて終わった。
ラスト2㎞はかなり苦しかったが、苦しい時の川内頼み。塩谷頼みだ。
(要は終盤の粘りに定評がある選手を想像して、最後の最後まで頑張るという芋太郎スタイルのこと。)
今日は中央大で箱根を走った塩谷選手を芋太郎に憑依させた。
何があってもあきらめない。
何があってもスパートをかけ続ける。
あの決死の走り。
芋太郎が再現して見せる!
10㎞地点から足が重くなったにも関わらず、残り1㎞くらいからなぜか「もっと走れるのではないか?」みたいな余裕が少し生まれた。
ターミネーターⅡのT-800のように補助エネルギーみたいなのが発動したような感じだった。
と思った矢先、ターサージールの靴紐がほどけた。
ラスト1㎞にして…。
ターサージールの靴紐がほどけるのは初めての経験だった。
今日は散々だ。
ガーミンに裏切られ、ターサージールが最後の最後で反抗してくる。
やはり、見つけたランナーを勝手な妄想で何かにこじつけてしまう罪に神様が気づいたのかもしれない。
ともあれ、13㎞地点からフィニッシュまでの手ごたえはわりとあった。
どうであろうか、1時間32分台は出ていることを祈るばかりだ。
一応、ガーミンの走り始めは5時45分となっていた。
ゴール直後にガーミンのボタンをいろいろ押しまくってみたら、画面の起動が始まり7時20分になるところだった。
そこから単純に計算すると、1時間35分ということになる。
その間、ガーミンの電源が切れて立ち止まってボタンをいろいろ押したロス。
最後の最後の靴紐のロス。
このあたりがどの程度の時間ロスなのか。
3分以上ロスしていれば1時間32分前後で走れたことになるので、芋太郎としては有難いのだが。
とりあえず、ガーミンのウォッチの様子を見ないといけない。
もはやバッテリーがカツカツなら、早いところ新調しないとマズい。
とにかく、今日は夜のこの時間になっても腹が痛い。
コレも勝手な妄想の罰なのであろうか…。
最後にもう一度、決して「タイムが出そうにないから自ら時計のスイッチをオフにした。」などという悪行をしたわけではないことを繰り返し誓って記事を終わる。