ベテランランナーのみなさんは、既にご自身の給水の仕方については確立されていると思う。
なので、はじめてマラソン大会に参加するみなさま向けに
わたくし、富土通(フドツウ)の給水の仕方、コツについてご紹介したい。
参考して頂ければ幸いである。
はじめてマラソン大会に参加される方は気候にかかわらずとりあえず、給水ポイントでは毎回給水をとっていただきたい。
のどが渇いたときには、すでに軽い脱水状態になっている。
はじめて大会に参加される方は経験値がないので
どのくらいの気温でどのくらいの給水をとればいいのかわからない。
なのでとにかくできるだけ、毎回給水をとっていただきたい。
コップ一杯ぜんぶ飲む必要はない。ひと口、ふた口くらいでもよい。
給水ポイントでは給水台が進行方向にいくつか並んでいるが、最初の給水台が混雑する。
経験が浅いランナーは最初の給水台を目がけて、給水を取りに行く。
給水台が何台も並んでいれば、後半の台が明らかにすいている。
更に経験上、後半の台にスポーツ飲料が置いてある場合が多い。
水は体内に吸収しにくいので、できるだけスポーツ飲料を取ってもらいたい。
そして取り方だが、富土通(フドツウ)の場合↓のように取る。
人差し指と中指で挟むようにして取る。
このようにすればコップを倒して取り損ねるリスクがかなり少なくなる。
そして、すぐに飲むのではなく少し余裕を持って飲むようにする。
なぜかというと、給水ポイントではみんなコップに気を取られていて、
接触転倒の恐れがあるから。
飲み方についてはコップをV字につぶして飲むようにする↓
このようにすることで格段に飲みやすくなる。
また、一気に飲むのではなく、少しずつコップを取った左手で飲み、
次にコップを持ちかえて、右手で飲む。
このようにすることでフォームのバランスが崩れないようにする。
一気に飲むと呼吸が苦しくなり、むせてしまうので気をつけてもらいたい。
おまけの話だが、給水には過去、2つのエピソードがある。
1つ目は横に走っていたおじいちゃんランナーがいて、
わたしがまだ飲んでいないのに
「ちょうだい。」
と言ってきた。
少し飲んであげたが、その日は暑く全部飲みたかった。
思わず、笑ってしまった。
2つ目はハーフの大会で15㎞まで私を含めて3人の集団で走っていた。
その日は風が強く、わたしは風よけに使われていた。
そうしたら、給水ポイントで給水がとれない時があり、
集団の中のひとりが、
「どうぞ。」
とコップを渡してきたのだ。
あれは嬉しかった。
その2人のランナーの方が私よりはやくゴールしたのだが、
ゴールで待っていてくれて、
「楽しかったです。」
「風よけに使わせていただいて、おかげで自己ベストが出ました。ありがとうございます!」
と声をかけてきてくれたのだ。
大会での見知らぬランナーさんたちとのこのような、やりとりは非常に嬉しいものだ。
以上、マラソン大会での給水の仕方とコツ。富土通(フドツウ)式でした。
【この記事は芋太郎ブログの富土通(フドツウ)】