【コース解説】小江戸川越ハーフマラソン、新コースで90分切りするレース戦略。

本日は小江戸川越ハーフマラソン90分切りのレース戦略(ペース戦略)について考えてみたいと思う。

2019年からコース変更

まず、今年からコースが一部変更されるようである。

以下、

ハーフの部に参加ご希望の皆さまへ

今年からハーフの部は、県道川越北環状線道路が開通したことに伴い、コースを一部変更しました。

また、今年は北環状線道路入口の約7.1km地点で、折返しの先頭のランナー(約18.3km)と後方のランナーが交差する関係で、第2関門所(約7.0km:JAいるま野)の制限時間が54分となり、例年より関門制限時間が早くなっております。

特にマラソン初心者の方には、例年より厳しい関門時間となります。

ハーフの部に参加ご希望の皆さまには、厳しい関門時間となりますが、上記内容をご理解いただき本大会にご参加いただきますようお願い致します。

出典元:2019年小江戸川越ハーフマラソンHPお知らせ

県道川越北環状線道路が開通したことに伴い、コースが一部変更されるとのこと。

昨年までのコースは19km~20kmの間で東武東上線とJR川越線の下をランナーが通るコースであった。

どちらもアンダーパスのようにはなっておらず、平坦なコースで下を通る。

今年からは19km~20kmの間で東武東上線とJR川越線の上をランナーが通るコースに変更されている。

一度試走してみたが、東武東上線とJR川越線の2つの線路を越えるわけなので、けっこう長いアップダウンとなっている。

レース終盤の19km~20kmの間が「平坦」→「長いアップダウン」となるわけなので、

昨年より厳しいコースになっているのは間違えない。

アップダウン箇所の確認

それでは先に、コースマップを使ってアップダウン箇所を確認してみたいと思う。

出典元:2019年小江戸川越ハーフマラソンHP

1つ目は2㎞付近「月吉陸橋」(茶色楕円記)

序盤なのでそれほど神経質になることはないが、脚は使わないようにする。

2つ目は9㎞過ぎの「平塚橋」 (ピンク色楕円記)

出典元:Google map

入間川を越える橋なのでかなり長く高低差も9m前後はある。前年までならコース1番のアップダウン。
中間地点手前なのでここも難なくこなしていきたい。

3つ目は資源化センター前12㎞過ぎの「小畔橋?」(ちょっと橋の名前は確認できない)(緑色楕円記)

小畔川を越える橋。川自体の幅は狭いのだが、約2㎞にかけて高低差5m弱のアップダウンがある。
ここは「きつい」と思っていただいて、けっこうだろう。
高低差は小さいがダラダラと長く続くので心理的に頑張りどころである。

4つ目は13㎞過ぎに、もう一度「小畔橋?」を越える。(紫色楕円記)

ここは距離としてはあまり長くないと思う。

5つ目は14㎞付近もう一度「平塚橋」(ピンク色楕円記)

ここは「かなりきつい」。
前年までだと、ここが一番きついアップダウンになる。
覚悟してもらいたい。

6つ目は19㎞~20km付近、ここが新コースよって「出現したアップダウン」(黄色楕円記)

出典元:Google map

前述したように、東武東上線とJR川越線の2つの線路を越えるアップダウンである。
500mは続くと思われる。

ここは「かなり超きつい」のではないだろうか。
下手すれば「意識朦朧」としているかもしれない。

ハーフ90分ギリギリの走力しか持ち合せていないランナーにとっては、
まさにここは「地獄」かもしれない。

目を瞑り、歯を食いしばり、体全体を動かし、命がけで前に進むしかない!

「さー頑張れっ!」

「魂の走りを見せてくれっ!」

想像するだけで、思わず熱くなってしまった。

わたしが応援側にいたら、きっとこんな感じなのだろう。

熱くなったところで、アップダウンについての確認は終わりにしたい。

小江戸川越ハーフマラソンのコースは
「地味にきついコース」であることが、解っていただけたのではないだろうか。

レース戦略(ペース戦略)

次にスタートからゴールまでのレース戦略(ペース戦略)について考えいきたいを思う。

まず、スタート~2㎞「月吉陸橋」付近まで。 キロ4分20秒

ここまでは、ある程度ごちゃつく(混雑)可能性はある。

それでも毎年前週に行われる「上尾シティマラソン」に比べればごちゃつかない。
上尾シティマラソンも同じくらいの大会規模である。

3年前の大会では最初の1㎞をキロ4分05秒で入っている。
そこからしてもそんなに混雑していないことが解る。

ちなみに今回のレース戦略についてはAブロックからのスタートを前提に書いているのでご注意して頂きたい。

Bブロックからのスタートだと間違えなく最初の数100mはまともには走れないと思った方がよい。

多少の混雑とスタートを落ち着いて入るためにも、最初の2㎞はキロ4分20秒のペース設定にした。

3㎞~7㎞「JAいるま野」付近まで。 キロ4分15秒

蔵造りの街並みを進んで、4㎞付近「川越市役所」前が最初の給水ポイントとなる。

出典元:川越市HP

ここの給水ポイントは確実に混雑するので注意して頂きたい。

ハーフ90分前後のランナーであれば、これ以降の給水ポイントは混雑しないと思って頂いて、大丈夫である。あとは落ち着いて給水を取れると思う。

給水の取り方については以下を参考にして頂けると幸いである。

7㎞~9㎞「県道川越北環状線」に入る。  キロ4分15秒

道幅が広くなり、かなり走りやすくなる。ペースが上がり過ぎないように注意する。

9㎞~10㎞「平塚橋」付近 キロ4分15秒

最初の難所、アップダウン。ペースを落とさないようにしっかり走る。

11㎞付近「鯨井中」折返し。 キロ4分15秒

多くの学生が応援してくれる。テンションを上げて頑張る。

12㎞付近「資源化センター」付近。 キロ4分15秒

約2㎞にかけて高低差5m弱のアップダウン。心理的にきついが、しっかりと体を動かす。

14㎞付近 2回目の「平塚橋」アップダウン。 キロ4分15秒

14㎞通過タイム 59分40秒

ここからは、かなりきつくなっているかもしれないので、

「覚悟」を持って走って欲しい。

14㎞~19㎞「県道川越北環状線」に再び入る。 キロ4分12秒

意識的にキロ3秒ペースを上げる。

19㎞~20㎞ 新コースよって「出現したアップダウン」キロ4分12秒

通過タイム 1時間24分52秒

たぶんめちゃくちゃきついと思う。根性で走るしかないっ!

ペースは落とさない。

「あと少しじゃない、頑張るのよ、矢吹くん。」

あしたのジョーでいえば、対ホセ・メンドーサ戦の白木葉子の言葉を思い出して欲しい。

20㎞~21㎞ 川越西郵便局前を右折して、川越水上公園通り、ゴールまでの最後の直線!

出典元:Google map

キロ4分05秒

通過タイム 1時間28分57秒

21㎞~ゴール

ハーフマラソンの距離は「21,0975㎞」だが、公認コースなので多少多く走ると思って欲しい。

例年、残り200m~250mくらい21㎞からゴールまではある。

250mあるとして あと1分!(キロ換算4分00秒)

フィニッシュ!

1時間29分57秒。

 

 

【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】