芋太郎第三形態へ!
こんな適当なブログを楽しみに見てくれている人がいると聞く。
なんか恐縮だ。
世のランニングブログを見渡すと、なんか深いじゃないか。
ある人がこう書いていた。
「もう我慢しない」と。
何を我慢しないかというと、故障で走ることを我慢してきたが、もう我慢しないで走ると。
何と言うことだ。
これはランニング中毒者ではない芋太郎のような一般人からすると理解不能だ。
普通は我慢して走るのだ。
走りたくないけど、しょうがないから我慢して走る。
ダイエッターもそう。
痩せたいから走るの嫌いだけど、我慢して走る。
走らなくて痩せられるんだったら無理して走る必要がない。
SNS映え狙いもそう。
SNS映え狙いど素人ランナーは、ネタがないからしょうがなく晴れた日曜日に映える場所まで行ってわざわざ走るのだろう?
友達とBBQとかネタがあれば、無理にわざわざ走らないだろう?
芋太郎だってそうだ。
ハーフ90分切りが何もしないで達成できるんだったら走らない。
何も我慢することはない。
それができないから、わざわざ我慢してインターバル走だの、タイムトライアルだのをやらなければいけないのだ。
いやしかし、ランニング中毒者は違うのだ。
我慢して走らないというのだ。
オー、マイ、ガッ!
神よ、彼らを救いたまえ!
おかしいよ、ソレ?
走らなくていいなら、それに越したことないじゃん?
ランニング中毒者。まさに中毒者。
いや、ランニング依存症と言った方が適切かもしれない。
「もう我慢しないで走る!」
とんでもない言葉だ、コレは。
芋太郎には到底理解不能だ。
さて、そんな芋太郎だが、申し訳ないが変わりつつある。
申し訳ないが、芋太郎第三形態になりつつある。
何が第一形態、何が第二形態だったのかは私自身も知らないが、とにかく変わってきている。
スピードだ。
どうやら確実にスピードがついている。
今週はずっと追い込み続けている。
股関節に痛みも出始めている。
筋肉痛はもはや常時備えている状態だ。
しかし、今日も追い込んだ。
今日は芋太郎がこの世で最も嫌うトレーニング。
地獄のインターバル走だ。
1000m×5本。
芋太郎はついに狂った。
故障のリスク、関係ねぇ!
嫌い、辛い、疲れた、関係ねぇ!
もはや、何でもやるしかねぇ!
こんな状態で行うインターバル走。
たいしたタイムは出ないとやけくそで走った。
家に帰ってガーミンのデータを確認。
芋太郎は第三形態へ変身していた。
たしかドラゴンボールのフリーザというキャラの第何形態か分からないが。
言ったセリフがある。
「あれが地球だよパパ」
芋太郎第三形態ならこう言うだろう。
「あれがハーフ90分切りのスピードだよターサージール」
語呂も悪いし完全にすべっているのも分かっている。
それを分かっていながら書くところに、調子づいてきている様子がうかがえる。
今日も追い込む芋太郎、すべて4分切でまとめる!
正直、3本目で終わろうと思った。
それだけ足が重くなった。
やはり月、火、水と追い込んで来た疲れは確実にあると。
しかし、散歩中の犬が3本目の途中でメチャクチャ吠えてきた。
「何だ、テメェ~、文句あんのか!文句あるなら言ってみろ!」
みたいな感情が芋太郎の根性に火をつけた。
あの犬、もう一回、面見せろ、と。
折り返しでの4回目。
再びの犬に出会う。
相変わらず距離20mくらいのところから芋ピーダッシュ中の芋太郎に向かって吠えている。
「テメェ―、こっちは4本目なんだっつーの!なんだ?文句あるなら言ってみろ!」
4本目が終われば、もはや最後の1本は気分的に何とかなる。
ついでだから、やっぱりあの犬にガンを飛ばしたい。
ブログのネタにもなりそうだし。
なんで芋太郎にむかってそんなにムチャクチャ吠えるのか。
「テメェ~、こっちは予定通り5本走ってんだよ!文句あんのか?言ってみろっつーの!」
ということで、今日のインターバル走が終わった。
今思えば、あの犬は芋太郎に向かって散々文句を言ってたんだろう。
あれだけキャンキャン吠えていたんだから。
「『ヒィーヒィー、ゼッ、ゼッ、ンぐッ…』ってお前マジでウルセェ~んだよ!こっちは朝の静かなひと時を過ごしてるっつーの!」
とあの犬は言っていたのかもしれない。
申し訳なかった、犬。