金魚を飼うために必要なもの
先日行った埼玉県越生町の産業祭で金魚を4匹もらった。
一応正確に説明しておくと、長女の金魚すくいは0.5秒で終わりを告げた。
まず店の人が2匹くれた。
出店で買った焼き団子を食べていると、通りがかりのおばあちゃんが「どうせ家で飼えないからもらってくれない?」と2匹くれた。
そんなわけで見事に4匹になった金魚だが、芋太郎家には水槽がない。
金魚飼育の準備が始まる。
水槽
越生町のカインズホームで金魚用品を一通り買うことになった。
このカインズホームはランニングウェアを普段着にしてしまうランニング中毒者が頻出するので注意が必要だ。
水槽はたしか14リットルの容積のモノを買ったはずだ。
値段は2500円程度。
さらにこの水槽にはろ過装置が「今ならもれなく!」という形で入っていた。
ろ過装置
水槽にオマケで入っていたのでろ過装置の値段は分からない。
説明書をみるとフィルターを2週間に一回変えなさい、と書いてあったので交換用のフィルターを買った。
500円ちょっとだっただろうか。
芋太郎は空気を入れるブクブクみたいなのが必要だと思い周辺を探した。
しかし、空気を入れるブクブク装置が見当たらない。
妻が言うには「水草があれば空気装置は要らないでしょ。」らしい。
本当か?
残念ながらカインズホームには水草は売ってなかった。
次女が変な顔で「ブクブク~、ブクブク~」と延々つぶやいていたが、面倒くさいので家族全員無視していた。
カルキ抜き
水道水の塩素を取り除くため、カルキ抜きも必要だ。
芋太郎が子供のころは天日干しをしたように思う。
今はカルキ抜きの液、もしくは錠剤を入れて終わりだ。
芋太郎は液タイプを買った。
錠剤タイプだと次女のシー坊、または長男のマー坊が食べてしまう危険性があるからだ。
マー坊は転がっているものなら全て口に入れる派。
シー坊は目に入ったものは蓋をこじ開けてでも口に入れる派。
何といっても水銀体温計を歯で折ってニヤリと笑うヤツだ。
それを考えればたとえ液タイプであっても、シー坊にとっての危険性はあまり変わりない。
ちなみにこれも500円弱。
エサ
ふりかけみたいなのを買った。
匂いもちょっときつめの鮭のふりかけという感じだ。
600円くらいした。
ちゃんと後ろの注意書きを見て「万が一食べても害はありませんが・・・」というヤツにした。
理由はカルキ抜きと一緒だ。
水草
カインズでは売ってなかったので、狭山と飯能のちょうど境目にあるスーパービバホームに行った。
三束が一緒になっているヤツを買った。
これが意外に高く、1,000円弱かかった。
妻曰く「空気ポンプの役割」らしいから、このくらいは仕方がないのか。
合計金額
産業祭の金魚すくいは一回100円だ。
とても良心的だ。
なんて安いんだろう、と感動していた。
結果、5000円以上かかった…
一つ忠告しておこう。
金魚すくいを子供にやらせようとしているそこのアナタ。
金魚すくいの金額は、100円だろうが、200円だろうが、大して変わらない。
「100円?安い!やらせてあげよう!」
「200円…う~ん、ちょっと高いから、やらせてあげたいけど…」
こんな思考はサラサラ必要ないのだ。
なぜなら、結局やるなら5000円が飛ぶ。
それを分かっていて、通りすがりのおばあちゃんは芋太郎家に金魚を与えたのだ。
なんてお金の見通しに明るいおばあちゃんであろうか。
FXでもやっているのだろうか。
芋太郎はダメだ。
投資関係一切やったことがない。
だからこそ
「金魚すくい1回100円!?わぉ!やっすーい!ぜひ、やりなさい!」
目の前の100円に動かされてしまうのだ。
金魚を飼うと家の中はこう変わる
子供に生き物を飼うという自覚ができる
長女が朝起きて欠かさず金魚にエサをやるようになった。
「エサをあげすぎるとダメだ」と教えるとちゃんとそれを守っているようだ。
芋太郎は犬や猫は苦手なので、それらを飼うことはできない。
しかし、金魚を飼うことでこういう姿勢を持ってもらえるのは有難い。
これが続けば5000円を払った意味もある。
部屋が一気に華やかになる
インテリア的に水草の緑と金魚の赤が映える。
一気に部屋の雰囲気が変わる。
家の中の一角に自然がある、という感じだ。
ただし、砂利を飼うのを忘れたのが致命的であった。
金魚のフンがそこに漂っているのが丸見えだ。
砂利は絶対に買うべきだった。
毎日、「今日は雨か?」と疑うようになる
ろ過装置が四六時中なっている。
昼間はいいのだ。
生活音があるから気にならない。
問題は朝起きた時だ。
水の音がするから毎朝雨が降っているかと錯覚する。
これが意外にデメリットだ。
芋太郎は毎朝起きるとトレーニングに行きたくなくて、テンションが超低い。
雨が降っているとなおさら低い。
ろ過装置の音で「今日は雨かぁ~、あぁ嫌だなぁ~、どうしようかなぁ~、滑ったりしたら大変だから休もっかな~、それともジョギングで終わらせようかなぁ~」と要らないモヤモヤが発生する。
そしてカーテンを開けるとバッチリ晴れている。
「クッソ、ろ過装置、オマエかよ!せっかく休めると思ったのに!」
さらにテンションが下がる。
慣れるまでが大変そうだ。