芋太郎家の例年の初詣
皆さんは初詣はお済だろうか。
まあ、正月も5日も過ぎれば大概の人が初詣に行っていると思うが…。
話は変わるが、最近、この芋ブログのアクセス数が伸びている。
「みやすのんき」さんの力を借りた2日間は、それこそ普段の6,7倍のアクセス数であったが、その後は落ち着いた。
現在伸びているのは、グーグル検索で評価され始めているからだ。
これも全てコツコツと記事投稿を続けてくれている共同執筆者「富土通」氏のおかげだ。
ということで初詣だ。
「富土通」氏にも、神様を通じて感謝の念を伝えねばならない。
ちなみに芋太郎は無宗教だ。
特別神様を信じてもいないので、「神様~!」と心の中で叫ぶのは初詣と、1000m×5本のインターバル走の3本目の終わりあたりくらいしかない。
まあ「神様~、助けて~!」と叫んでも、地獄の苦しみの4本目、5本目が待っているだけなのだが。
とにかく、普段都合よく叫ばせていただいている神様に5円、10円くらいは感謝の気持ちを表さないと申し訳ない。
そんな軽い感じなので、芋太郎家に毎年決まって訪れる神社はない。
適当である。
場合によっては神社ではなく、寺に行くことすらある。
(埼玉県ときがわ町の慈光寺はなかなかの場所である。初詣に限らず、どの季節に行っても風情のあるところだ。)
さらに1月1日は二年連続でニューイヤー駅伝を見に行っているので初詣は後回しになっている。
もはや何を願っても神様が聞いてくれるわけがない。
こんな状況で神様に何か願おうものなら、それこそ失礼である。
ということで、芋太郎家は毎年願い事はしない。
まあ、初詣に限らず、神社では願い事ではなく感謝をしろと子供たちには言っている。
「いつもありがとうございます。」
これだけで良い、と。
にもかかわらず、妻が一人いつまで経っても頭を上げないのは、妻だけ何か願い事をしているからであろう。
それが何か芋太郎にとって嫌な願い事じゃないことを芋太郎は願うわけだが。
今年の初詣は飯能市の富士浅間神社
今年は1月3日に初詣に行った。
場所は飯能市の端にある富士浅間神社だ。
読み方は「ふじあさまじんじゃ」でも「ふじせんげんじんじゃ」でもどちらでも良いらしい。
芋太郎は「あさま」だと思っていた。
職場の人間に初詣の話をしていたら「”せんげん”じゃないっすか?」と鼻で笑われた。
彼には会社の社長が誰であるのか分からせるために、会社の謄本を見せないといけない。
場所はコチラだ。
なぜこの神社を選んだのか?
いや、普通に混んでなさそうだからだ。
そしてグーグルマップの評価が高い。
「穴場」感がもっさり漂う。
芋太郎はこういう場所が好きなのだ。
まあ、こういう場所に行くと私以外の家族は暇になること間違いなしなのだが、「連休最後だから」という免罪符を片手に意見をゴリ押ししてみた。
芋太郎の家からは隣の市に高麗神社というスーパーエースもいるし、川越に行けば氷川神社という大人気者もいる。
絶対に混んでいるではないか。
そういうところに行って写真を撮ってきても、インスタ映え狙ったキモいオッサンになること請け合いなので、この芋ブログにはそぐわない。
「えっ?普通、こんなところに行く?」
そういう場所こそ、このブログにふさわしい。
そして、このブログの読者にふさわしい。
なんならトレイルランの香りがする場所こそが!
ブログのネタに!
不純な動機で訪れたこと、富士浅間の神様、どうかお許しください…
富士浅間神社は滝がある!
目一杯、飯能市の富士浅間神社のPR活動をして、少しでも富士浅間の神に許しを請いたいと思う。
これが富士浅間神社(飯能)の鳥居である。
周りは山である。
それほど山深い場所ではないがガッツリ田舎である。
全く観光地でもないため、ものすごい静かだ。
(近くに芋太郎がよく行く飯能窯がある。飯能窯は相当にコストパフォーマンスが良い器が置いてある、と芋太郎は思う。)
近くに流れる川だが、相当に透き通っている。
鳥居の前に「埼玉県天然記念物・・・」と書いてある木の柱が立っている。
朽ちているためよく読めない。
鳥居の横に看板を発見。
どうやら神社の境内の奥に「天然記念物タブの木」があるらしい。
(その後、ウェブで調べたところ「滝ノ入タブの木」と言うらしい。)
さらに本殿左側には滝もあるとのこと。
全く期待せずに来てみたが、これは案外ヒット穴場か!?
人気が全くない鳥居の前で記念撮影。
屋外トイレがある。
季節によっては訪れる人が多いのだろうか。
この日の静けさからは全く想像ができない。
「何でトイレなんか撮ってるのー?」
長女の質問に答えられない芋太郎。
「ブログのネタにするためだよ。」と言っても、5歳の少女には意味不明だろう。
「キレイなトイレだからだよ。」と適当に返事をする。
「家の方がぜんぜんキレイじゃん!」と長女。
「・・・・・・」
ブログ活動と言うのは、ときに得も言われぬモヤモヤと対峙しなければならないのだ。
神楽殿というのだろうか。
おそらくここで祭りのときに舞をしたりするのだろうが…
最近使われた感じが全くない。
少なくとも年末や正月3が日で使われた形跡はないようだ。
右の階段の上が本殿だ。
本殿はわりあいキレイになっている。
賽銭箱の周辺を見ても、掃除がされているような気はする。
元旦には近所の人が訪れていたのだろう。
左側に行くと小さな滝がある。
こんな静かな神社に滝があるなんて結構珍しいのではないだろうか。
天然記念物のタブの木、そして滝…、富士浅間神社、もっと人が来ても良さそうな気がする。
建物の朽ち果ててる様子がもったいない。
「さあ、天然記念物のタブの木を見に行くぞ!」
張り切る芋太郎の目の前に、タブの木を示す看板と山歩きようの杖が!
何と心優しい神社であろうか。
道を探す…
ない!?
いや、わずかばかり草が短くなっている場所があるが・・・
コレが道!?
獣道レベルだ…
普通の格好をして来てしまった芋太郎に登れる感じではない。
長靴、軍手、厚手の服に鎌が必要なレベルだ。
家族もいるので断念した。
いや、これは家族がいなくても断念するレベルだ。
親切に杖まで置いてくれているが、「杖があるから多少厳しくても登れるよね♪」というものでもあるまい。
せっかくの天然記念物を有する飯能市の富士浅間神社。
最大の武器を封印してしまっている。
やはり手入れをする人手が足りないのか…
過疎化の波…、限界集落…
芋太郎が記事にしたことで、少しでも多くの人がこの神社の存在に気づき、訪れてくれることを祈るばかりだ。
ちなみに芋太郎は小江戸川越マラソン後には、こういうところを月2回くらいの頻度で訪れて旅ランレポートをする予定でいた。
蓋を開けてみれば、全然どこも訪れられないし、いざ訪れても結局全く走れないという…
そんな芋太郎に富士浅間の神様のご加護があらんことを!