imotaro

カッコつけで自然に追い込む

またまた記事のアップが遅れてしまった。

もはやここまで来ると本当に走っているのかどうか疑われること間違いなしであろう。

まあ、大したトレーニングにもなってないから「走ってないようなもんだ」と言われればそれもまた否定はできないが…

とはいえ、芋太郎は健気にささやかなランニングを続けている。

日曜日のランの記録だ。

おっ?ちょっとはやる気になったか?

と思われた方。

2020年の9月の一か月間、こんなオッサンの何の変哲もないジョギング記録をずっと見ていてくれたということだ。

よくぞお付き合いいただいた。

相当の変わり者であることは間違いない、感謝しかない。

「今日こそは追い込むぞ!」と決心し日曜の朝は家を出た。

と書けば、読む人は皆信じてしまうだろう。

これぞメディアの怖さ。

嘘である。

日曜日も相変わらず、タラタラジョギングを決め込もうと家を出たのだ。

今の芋太郎では朝に追い込んでしまうと、休日の家族サービスに支障がでるほど体力がない。

なので「家族サービスをつつがなく進行する」という言い訳のもとにジョギングで済ませようと思ったのは間違いないのだ。

ちなみに平日は平日で、「仕事に支障が出ないように」と言い訳をして「追い込むことを避け続ける2020秋」なのだが。

すっかりランナーの姿を見なくなったわがホームタウン狭山市であるがこの日は違った。

芋太郎の先にランナーがいた。

上下黒のジャージ的なスウェット的な何かを着ている。

後ろ姿からフォームを確認する限り、その不安定さからダイエッター、もしくは健康ランナーと推測する。

キロ6分弱でも差が詰まっているあたり、この2020秋の低レベル芋太郎でもイケる相手だ!

ナイス!

ということで、すでに開始1㎞の時点でペースが崩れている。

最初はキロ6分弱でタラタラ走っていたのが、後半ペースが上がってしまった。

人を抜こうとするとどうしてもペースが上がってしまう。

そして、ここからが肝心なのだが、人を抜いた後はさらにペースが上がるという。。

要はカッコつけだ。

レベルの違う走りを後ろ姿で見せつけて、「何だアイツ、スゲー速え~な…」と思ってもらう。

そして、家に帰ったら奥さんに「今日走ってたら、スゲ~速い人がいたんだよぉ、俺もあの人くらい速く走れたらなぁ~」と言ってもらえることを願って。

おそらく芋太郎の意識の根底にはこのような浅ましい感情が潜んでいるのだ。

とくに今年は大した走力もないから、なおさら自分に優越感が持てるような場面では俄然気合が入るのだろう。

ジャージ的スウェット的ランナーを抜いてから、なぜかほぼ全力の芋ピーダッシュを繰り出してしまった。

こうなってしまうと、キリのいいところまで粘ってしまうのが不思議だ。

結局ガーミンの「ブルルル…」という1㎞を伝える振動があるまで粘ってしまった。

記録を見ると4:20。

今の芋太郎ではこれが限界。

そこから約1㎞、タラタラジョギングをしていたのだが、折り返してみると向こうにジャージ的スウェット的ランナーの黒い影が見えるではないか。

ヤバい…

このままタラタラジョギングですれ違ってしまうと、きっと家に帰ってから「今日さ、変なランナーに抜かされたんだよね~。なんか抜かすときは全力で走って、結局疲れてあとは歩くペースみたいな。いい歳してああいうヤツもいるんだね~、アハハ。」と奥さんに話すかもしれない。

芋太郎はマラソン大会で人を抜かすときと、スタートのときだけ異様に速い、目立ちたがり屋の変な小学生の烙印を押されるのは嫌だ。

ということでタラタラ走っているのがバレない距離、そう、目視ではペースが確認できない今からペースを上げるしかない。

うまい具合にそれが丁度3㎞地点であった。

そこからダッシュを開始し、ジャージ的スウェット的ランナーとすれ違う。

どうだ!見たか!それなりに速いだろ!奥さんに宜しく!!

結果的に今シーズン初めて気持ち悪くなるくらい追い込んだような気がする。

相当なダメージがあったのか、休日には珍しく夕方昼寝をしてしまった。

人間、カッコつけるというのは案外成長のためには必要なことなのかもしれない。

一応の証拠

さて、先日の記事で先週の金曜日も一応走ったんだよ、記事更新をサボっただけだよ、とお伝えした。

一応の証拠を載せておこう。

何の面白みもないし、日付が入ってないから証拠と言えるかも分からない。

まあ、とりあえずね…ということで。

それにしてもキロ4分20秒でこんだけ苦しい世界なのに、よく4分10秒前後で21㎞も走れるな…と。

大して追い込まないと逆にハーフ90分切の過酷さが分かる気がする。