imotaro

本日は15㎞走を行った。

先日21㎞を走って、「脚が足りない…」と痛感したからだ。

15㎞地点…、いやもっと早い地点、12、13㎞のくらいから脚が重くなり始めた気がする。

もちろん、21㎞も走ればどこかで脚が重くなるのは致し方ないのだが、12,13㎞あたりから脚が重くなってしまうとちょっと厳しい。

もう少し、脚が重くなる地点を後ろの方にしたい。

16㎞くらいから脚が重くなるなら残り5㎞だ。

残り5㎞くらいだったら、重い脚を根性で動かしてどうにかなりそうだが、残り9㎞、8㎞は流石にキツイ。

15㎞くらいの距離を走るトレーニングを何度か積む必要がある気がしたのだ。

では、本日の記録。

1㎞ 4:32

2㎞ 4:38

3㎞ 4:32

4㎞ 4:32

5㎞ 4:34

6㎞ 4:29

7㎞ 4:28

8㎞ 4:27

9㎞ 4:26

10㎞ 4:26

11㎞ 4:20

12㎞ 4:28

13㎞ 4:35

14㎞ 4:23

15㎞ 4:14

合計 1:07:06

平均 4:28/km

ボチボチか?

疲労度としてはやはり12㎞くらいで脚は重くなり始めた。

とくに今日は風が強く、12㎞~13㎞でわりと強い向かい風を食らった。

脚が重いのに向かい風が加わると、なかなかに精神に来る。

腹が一杯なのに、ご飯の下に唐揚が一個埋まっていた時の心境だ。

「もう今日は12㎞も走ったんだから歩いてもいいや。残り3㎞くらいはゆっくりジョギングしよう。」

と、芋太郎的悪い諦め癖が向かい風に乗って鼻や口からどんどん入って来る。

こういう時こそ人だ。

苦しい時こそ、周りの人が助けてくれるのだ。

今日のコースは12㎞~13㎞地点で安比奈親水公園という見通しの良い公園を通った。

向こうを見ると、ポツンとひとり灰色の上下のランナーが見えるではないか。

良く見えないが、なんとなく走りのフォームを見ると5:00/kmくらいのペースで走っている気がした。(芋太郎的田舎コースでは、なかなかのスピードである。)

「とりあえず、あのランナーに追いつこう、あのランナーに追いついたら歩いてもいいルールを発動しよう。」

ということで、何とか根性を出して灰色ランナーを追いかけ始めた。

早く追いつけば、それだけ早くこの苦しさから解放される。

が、完全に誤算だった。

灰色ランナー、けっこう速かったのだ。

差がなかなか詰まらない。

ちょっとずつ、その背中が大きくなっているような気はするが・・・

ただ、大きくなって改めて気づく。

「あれ?この人、ベテランランナーじゃない?普通にフォームがメッチャ安定してる…」

このパターンは最悪のケースも想定される。

私が息を切らせながら根性出して、灰色ランナーに近づいたとする。

当然、私はターミネーターⅡみたいに補助パワー作動レベルでギリギリの状態で近づくわけだ。

私の息遣い、足音に気付いた灰色ランナーが

「ん?なんか必死なランナーが近づいて来た。抜かれるのは癪に障るからちょっとペースを上げるか。」

と、思うかもしれない。

そして、1㎞あたり10秒くらいペースを上げるかもしれない。余裕を持って。

いや、それができそうなくらい、フォームが安定しているのだ。

まだまだ余裕を持って走っている感じなのだ。

(灰色ランナーにこのギリギリの状態で近づくのは、かなりのリスクがあるぞ・・・)

そんなことを考えた。

しかし、疲れているギリギリの状態で根性出して上げたペースは意外に下げるのが難しいのだ。

ペースをちょっとでも下げた途端に精神がプツンと切れて、走り続けられなくなりそうで怖いのだ。

(こうなったらリスク覚悟で抜きにかかるしかない!)

と、必死に灰色ランナーを追っているうちに15㎞地点に辿り着いていた。

ちなみに灰色ランナーとの差は100mくらいから全く詰まらなかった。

15㎞区間が4:14とペースアップしていたのに全く詰まらなかったところを考えると、気づかれた可能性がある。

「あ、必死な脚重ランナーが近づいて来た。ペース上げて差を広げよう。」と。

もしくは、ただ単に、ビルドアップ走の途中だったか。

とりあえず、この灰色ランナーのおかげでペースを落とさずに15㎞走をやり遂げることができた。

やはりこの世の中、辛い時こそ人が助けてくれる。