金がかからない=趣味にもなってない
よく言う。
ランニングは金のかからない趣味だ、と。
似非ランニング初心者の芋太郎から言わせればソレは間違っている。
たかだか一年のうち3カ月しか走らない私でさえ、ランニングにはそれなりの金がかかっている。
ちなみに私にとってランニングとは苦行だ。決して趣味ではない。趣味の域まで達していない。
芋太郎的判断では金のかからないうちはランニングは趣味ではない。
そう、ランニングには立派に金がかかるのだ。
ちなみに私のようなにわかランナーでさえ、年間そこそこ金がかかっている。
まずシューズ。必ず一足は毎年買う。妻に怒られない様にセールを狙ったりするが、やはり90分切のためのシューズとなるとアディダスの匠錬とか、アシックスのターサージールとか。
10,000円くらいはするのだ。
ウェアだって全てをごっそり毎年新調するわけではないが、今年はシャツ、今年はパンツ、今年は靴下(靴下は五本指のストッパー付を買うが、とにかく破れる。)、今年はウィンドブレーカー、今年はダウン…、今年は帽子…、おそらく10000円程度はかかるだろう。
小江戸川越マラソンのエントリーだって、値上げがあって5000円だ。さらに駐車場代で2000円のプラス。
その他もろもろ、栄養補助のゼリーだのなんだの、結局3か月のランニングのために30000円程度は使うのだ。
コレって安いのか?
皆さんに聞こう。
皆さんの趣味は一月あたり10000円もかかっているだろうか。
ガーデニング、書道、茶道、絵画、などなど…一月10000円かかる趣味って案外高いんではないか?
そして、注意が必要なのが一月10000円とは、あくまでこの似非ランニング初心者の芋太郎の試算なのだ。
ランニングを趣味にして、常にマラソンのことばかり考えているランニング中毒者の話ではないのだ。
ランニング中毒者になれば、間違いなくもっとかかる。
なぜなら、中毒者になればなるほど、上級者になればなるほど、次はフル、次はトレイル、次はウルトラとどんどん金がかかる領域に踏み込んでいくからだ。
「ランニングは金がかからない趣味だからいいよ~♪」
などと言っている人は、まだ趣味になってない。
いろいろ批判もあるだろうが、芋的結論はここに見たり。
ランニングは結構金がかかる趣味だと心得よ!
ランニング中毒者を家族に抱えている人は、是非次の金額を把握しておこう。
中毒者たちは言うはずだ。
「マラソンって競馬とかパチンコじゃないから、金かからないよ。スキーとか、スノボの方がぜんぜん金かかるよ。」
みたいなことを。
もちろん、比較すればそうなのかもしれないが、ランニングだってのめり込めば込むほど金がかかっているのは間違いない。
くれぐれも騙されないように!
シューズ
私クラスのランナーで、シューズはだいたい10000円前後だ。(ネットだと10000円弱で買えるが。)
ただし、新作になると15000円弱になるから注意が必要だ。
ちなみに私はブーストが入って違和感を感じてアディダスの匠錬からターサージールに変えたと別の記事で書いたが、いつも行っていた店で匠錬がバカ高くなっていたので、妻の顔を想像し、かわりに安く売っていたターサージールを買ったということも付け加えなければいけない。
※流行のトップランナーが履いているナイキのシューズになると、とんでもなく高いはず…。ランニング中毒者を家族に抱える人は、ぜひシューズがナイキかどうかチェックした方がいい(2019年9月現在)。
ウェア
私はあまりこだわらないが、シャツ+パンツで6000円くらいは普通にかかると思う。
最低限これだけでいいが、やはり11月の大会とか考えるとアウターが絶対に必要だ。
私のアディダスのダウンが、アウトレットで型落ちでも12000円くらいした。
腕時計
本当にピンからキリまであるが、GPS機能がついているものになると10000円台中盤くらいからか。
私のガーミンの時計がだいたい15000円くらいだった。
心拍数をはかる機能だとか色々ついていると、30000円を突破したりする。
ガーミンの公式サイトを確認したところ、一番高いヤツで何と驚きの100000円越えである…
われわれ一般庶民からすると「誰が買うんだ?」と思うのだが、買う人がいるから困る…。
タイツ
筋肉の補助的なサポートが欲しいならある程度のモノを買わないといけない。
3000円程度のタイツではただのオシャレか、防寒の役目くらいしかないのではないか。
私が使っているワコールのスポーツタイツは型落ちで12000円くらいした。
もっといいヤツもある。
私も90分切のためにスポーツタイツにこれくらいお金を出してしまったが、あらためて振り返るとちょっと異常だと思う。
12000円あればアイリスオーヤマの電動芝刈り機を買ってもお釣りがくるのだ。
ヤバい、私もマラソンゾンビ化が始まっているのかもしれない…。
ポーチ類
今回私はランニングブログを始めるにあたり、スマホを入れるポーチを買った。
意外に安かったが、送料込みで1500円くらいか。
ブログでトレーニングのコースなどを書いていこうと思うが、コースやペースはガーミンの時計がいろいろ出してくれる。
ランニング途中で風景を撮ったりするためにスマホが必要だと。
文字ばっかりのブログじゃ皆さん飽きるだろう?
と言って私はインスタやってるわけじゃないので、写真についてはあまり気にしない。
とりあえず適当にとって適当に貼り付けるつもりだ。
ブログを始めなければ必要なかったものだが。
バック
バックはレースの時しか使わない。
つまり、年に一かい、小江戸川越マラソンの時しか使わないのだ。
それでもアディダスのランニング用バッグを買ってしまった。
値段は10000円くらいしたと思う。
大して容量も大きくないのに…。
買った当初はテンション上がって、ペットボトルだの入れてバックを背負って走ったことがある。
たしかに荷物の揺れが少なく、体にフィットして「さすが」と思った。
しかし、考えてみるとハーフまでのトレーニングでバックを背負って走る必要があるのだろうか?と…
ペットボトルだって途中で買って飲んで、途中のゴミ箱に捨ててしまえばいいのだ。
途中で栄養補給で何かを食べるわけでもなし…。
結局、年一、大会の時の荷物入れに成り下がっている。
大会のエントリー費用
私が出場する小江戸川越マラソンのハーフの部で5000円。駐車場代を入れると7000円。高い。
ちなみに知り合いのマラソン中毒者に言わせると、この金額はハーフの大会の中では高い方らしい。
しかし、フルマラソンやトレイルになるともっと高いというから、マラソンと言うのは結構金のかかる趣味だということを改めて強調したい。
交通費
電車移動があれば、当然交通費がかかる。
マラソン中毒者になると、それこそ日本全国飛び回るだろうから交通費だけでとんでもなく金を出費しているのではないだろうか。
日帰りでは難しければ、宿泊費だってかかるだろうし。
もうここまで来ると、常人には理解しがたいこと限りなし。
まとめ
町おこしを考えている人たちに一つ言う。
もうここは黙ってマラソン大会を行おうではないか。
どんなに田舎だってランニング中毒者はお金を落としてくれるはずだ。
彼らのマラソンに対する投資欲はとてつもないものがある。
彼らは人生をかけている。
彼ら=マラソンだ。
きっちり運営すれば、惜しまずお金を落としてくれるはず。
その代わりきっちり運営しよう。
彼らは人生をかけて走りに来るから、きっと適当な運営をすればすぐにそっぽを向いてしまう。
彼らのハートをガチっとつかんだ運営をすれば、町や村を救ってくれる上客になること間違いなしだ。
(当たり前だが私は何の根拠もなしに無責任に言っている。あーだこーだ突っ込まないで欲しい。)
あとはランニング中毒者を抱える家族たち。
しっかりシューズやウェアや時計をチェックすること。
年に何回マラソンにエントリーしているかチェックすること。
トレイルやらウルトラやら、知らない間に走る距離や場所がグレードアップしてないかチェックすること。
意外に家計の負担になっているぞ?
ガーミンの腕時計一つでテレビが買えるなんてこともあるから気をつけろ!