imotaro

自論「速くなりたいならとにかく走れ!」

もうね、速く走りたいならね。

ランニング中毒者じゃないならね。

とにかく走れ、と。

ランニング中毒者は走りすぎてる向こう側にいる人たちだから、単純にそうとは言えない部分があるんだろうけど。

週1,2でね、ジョギングペースで5㎞くらいずつしか走らないでね。

「なかなか速くならないんだよね~」

って、そりゃ速くならないよって。

芋太郎なんてね。

1000m×5本のインターバル走やってね。

200mちょっとの坂道ダッシュを8本やってね。

その合間もちょいちょい、それなりに追い込んでね。

それでも、ぜんぜんスピードつかないんだから。

もうね。

ちょっと「ハーハー」言ってね。

「う~ん、今日もちょっと足が重くなったなぁ~」

「今日も5㎞くらいは走ったかな。よし、今日はこれくらいかな。」

で、それをね、毎週毎週続けたってね。

そりゃ、速くなりませんぜ?って話で。

そりゃ、ハーフで2時間切りできなくてもしょうがないですぜ?って話で。

靴替えたらいいのかな~?

フォームが悪いのかな~?

ランニングタイツ買ってみようかな~?

スポーツジム行ってみようかな~?

関係ないですぜ!?そこのアナタ。

まずね、走れよ!と。

もっと必死に走れよ!と。

「ハーハー?」ダメだよ~、それじゃ。

「ヒィーヒィー、ア”ァ”ッ…ングッ…!ガッ、ア”-!ゼェゼェ…」このくらいは行かなきゃ。

ランニング中毒者はみんな通ってる道。

記録狙ってる人はみんな、それなりに血の味を経験している。

血の味って何?

そんなこと言ってるから、速くならんのだ~ッ!

ランニング中毒者はきっとみんなそうやって叫ぶよ?

この似非初心者ランナー、芋太郎でさえ、血の味は経験している。

というか、それくらい追い込まないとスピードはつかない。

とくに1㎞とか2㎞とか押し切るスピード。

スピードつけたいなら、苦しむしかない。

苦しむまでとにかく走れ、と。

全くの芋太郎の自論だけれども、芋太郎はそれで毎年やっている。

それで今年はここまで足りなかった。

苦しみが足りなかった。

だからこそ、ここまでスピード不足に悩まされていた。

が、昨日見えた一筋の光。

そして、今日、ちょっとばかり覚醒の予感を自分自身に感じている。

やはり、芋太郎は間違っていなかった。

ここ数日、芋太郎は苦しんだ。

「ヒィーヒィー、ア”ァ”ッ…ングッ…!ガッ、ア”-!ゼェゼェ…」

これを毎日連発した。

何となくだが、その成果が見え始めた気がする水曜日。

スタートと8㎞地点に注目!

まずスタートを注目してほしい。

たしかに飛ばした。

飛ばして4:10はたいしたタイムではない。

しかし、芋太郎は今までスタートで飛ばしても4:20台とかが普通だった。

芋太郎は極度のスロースターターだからだ。

このスタートはいつも坂道ダッシュで使っている坂を上る。

高度上昇があってのタイムだ。

芋ピーダッシュを使ったといえ、上り坂込みでのこのタイムはちょっと前の芋太郎には考えられなかった数字だ。

その後、いったんペースを落とし何となくビルドアップ走を敢行。

今日は12㎞のコースなので、11㎞まではビルドアップ、残り1㎞くらいはクールダウンにしようと。

しかし、6㎞地点でまさかの4:20切り。

この時点でこのタイムは想定していなかったが、通勤の自転車と数百メートル併走してしまったのと、ふくらはぎになぜかナメクジがついていたことに乱された。

もはや、後戻りはできない。

レースペースに持って行くことに決定。

次の1㎞は4:10。

もはや、これは行くしかない。

ほぼ100%の芋ピーダッシュを放つ。

次の1㎞は4:00。

ここでガス欠。

結局、何となくビルドアップ走は8㎞で終わりを告げた。

しかし、最後の4:00の価値は芋太郎的には大きい。

赤信号休憩なし、下り坂利用なしでのペースだ。

何となく覚醒の予感が…。

まあ、ランニング中毒者の方々からすれば、「何を甘いことを…」と鼻で笑われるかも分からないが。

人間、ちょっとしたことに希望を持たないと生きていけないだろう?

10㎞、11㎞も4分ちょっとで走っているが、ここはあまり参考にならない。

赤信号休憩をかなり挟んでいるし、下り坂利用もある。

まあそれなりに飛ばしたのは間違いないが。

やはり、苦しんだ分だけスピードは付くものなのかもしれない。

そして、苦しんだヤツのふくらはぎにはナメクジが付くということも初めて知った。