逆転はあった

5年ぶりにトレイルマラソンの大会に友人と参加してきました。

毛呂山トレイルマラソン(24km)です。

自宅を6時過ぎに出発。友人宅に6時半頃に到着。会場には7時10分頃に着きました。スタートは8時半ですが、会場に一番近い駐車場は既に満車。次に近い駐車場もあと10台という事を大会スタッフの方に言われました。次回参加する場合にも今回ぐらい時間は見た方が良さそうです。

今回の目標は

1.怪我をしない

2.友人と楽しむ

3.脱肛の状態を最悪にしない。

4.3時間30分~4時間以内で走破する(できるだけ止まらない)

5. 友人に勝つ

その為のレース戦略は

1.無茶な走り方をしない

2.友人とできるだけ一緒に走る

3.追い込まない。出来る限りモデレートの心拍領域で走る。脱肛酷くなったら軟膏で押し戻す

4.ロード区間と下りは走り、上りは心拍数が上がったら歩く。今回はバックパックとハイドレーションシステムは搭載せず、出来る限り軽くして走る。持ち物は100mℓ水分、アミノバイタルジェル小1個、痔の軟膏(指で塗布する為に指サックも)、ハンカチ小、車の鍵のみをランパンの腰回りのポケットに搭載しました。あとはエイド5か所と急坂ポイントを手に書いてレースに臨みました。エイドではしっかり水分補給と捕食を心掛ける。

5. 友人が勝負にこだわっていれば勝ちにいく。ただし持ちタイムは友人の方が6分弱速いので、中盤以降離されれば無理について行かない

レースは序盤6㎞くらいまでモデレートの領域で走れました。中間地点ではけっこうきつさを感じましたが想定内でした。中間地点の通過は1時間40分くらい。悪くはないと思いました。友人とは引っ張り合う感じて走っていました。前に行ったり、後ろに付いたり。

17.1km地点の第4エイド手前でちょっと付いていくの苦しくなりました。第4エイドでは友人が先に着いており、一緒にエイドを出発しましたが、18㎞過ぎで付いていけないと思い初めて腰を下ろして3分ほど休みました。これ以上無理するとこの先コース一番の上りが待ち構えており、かなりブレーキなると思いました。この先は友人を意識せず、自分の体力のキャパシティで走っていくことを決めました。

ハーフマラソンの自己ベストは85分で私の方が12分以上速いのですが、やはり友人はトレイルの適性があるなと感じました。ここで私の勝ちはなくなったなと思い、できるだけダメージが残らないようにゴールしようと考えました。

そして一番の難所をクリアしました。大きく止まることもなくまずまずでした。20.3㎞地点の最後の第5エイドの手前。

「あれっ?」なんと友人が前に見えるではありませんか。俄然やる気が出ました。

第5エイドを先に友人が出発して、その後私が出発。すぐに追いつき、

「お先に~」

と声をかけました。

「もう歩けねぇ」

と友人の力ない声。

“もう走れない”ではなく“もう歩けない”

これは勝ったのでは?と思いボロボロの脚と脱肛した尻でゴールを目指しました。下りではまったく脚がきかず激痛が走ります。

最後の山を下り終え、ラスト1.3㎞のロード区間。激痛が走る脚でもキロ4分22秒のスピードが出ていました。

3時間35分で走破。まさかの逆転勝利でした。こんなこともあるんだな~と。トレイルは面白いなと思いました。友人は心拍は大丈夫だったが、脚が完全にイカれたと言っていました。残り4㎞はまったく走れなかったようです。本当に悔しそうでした。わたしはそれが嬉しかったです。そんなに勝負にこだわっていたのかと。今後も勝負にこだわって欲しいなと思います。その方が断然やりがいがあるし、楽しいはずです。

今回は全てのレース戦略がはまり、目標が達成できました。100点満点以上の好結果です。

2018年 勝負にはこだわらず一緒にゴール 3時間40分

2019年 友人3時間17分 わたし3時間23分

2024年 わたし3時間35分 友人4時間06分

1勝1敗。

また来年も良い勝負がしたいですね。

いや~ものすごい筋肉痛です。久しぶりに階段がまともに降りられません。

 

友情に感謝を。

 

【富土通ふどつう】