「なぜ走るのか?」ランニングにはまる人が行きつく質問。

ランニングにはまる人間はこの問に行きつくという話

「人はなぜ走るのか?」

ハッキリ言ってこの問いに行きついてる人はマラソン中毒だ。

いや、マラソン中毒者は必ずこの問いに行きついているといってもいい。

申し訳ないが、私は違う。

大体、この問いに行きついているマラソン中毒者は村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』というまどろっこしいタイトルの本を読んでいることだろう。

さらに『風がつよく吹いている』を読んで、登場人物に自分自身をオーバーラップさせて、妄想の中で勝手に箱根に三回くらい出場している。

ランニングブログを読んでいても、この問いを自分につきつけて解答している人が何とまあ多いことか。

一つ言わせてもらうが、全くランニングにもマラソンにも箱根駅伝にも興味がない人にとって、あなた方の「走る理由」なんて全く興味がないのだぞ?

そして、言わせてもらうが『走ることについて語るときに僕の語ること』『風がつよく吹いている』を、ランニング初心者に勧めるのはやめた方がいい。

全く共感できないんだから。せっかく貸してあげたのに自分が望むような感想は得られないだろうから。

付け加えて言うと『ヒート』とか『チーム』とか『チームⅡ』とかも、無理に勧めるのは辞めなさい。

ランニングに興味ない人が読んだって訳が分からないんだから。

ちなみに芋太郎は『走ることについて語るときに僕の語ること』『風が強く吹いている』『ヒート』『チーム』『チームⅡ』そのすべてをマラソン狂の人から強引に勧められすべて読んだ。

結果、全部面白かった。

「なぜ走るのか?」に対するiMotaro的解答

私が「なぜ走るのか?」という問いをもらったとしたら、こう答える。

「とにかくスゴイと言われたいから。」

実際、90分切りってのは世間一般からするとスゴイと言われる。

一回でもハーフマラソンを走ったことがある人なら、大体スゴイといってくれる。

どのくらい凄いかというと、その辺りにいる中年男性と手あたり次第1000m走をしても大体勝てる。

運動が盛んでない高校のマラソン大会なら、女子の部だったら5位くらいにはなれる。

大人になってスゴイって言われることって、どれほどあるだろうか。

年収1000万稼いでいればスゴイって言われるだろうが、それはなかなか難しい。

芸能人と結婚すればスゴイって言われるだろうが、顔と身長を冷静に捉えれば遺伝子的に否定されているのを痛感する。

子供のときはテストがあったり、部活動の大会があったり、絵のコンクールがあったり、どんな人間でもスゴイと言われるチャンスが転がっているが、大人になるとなかなかそのチャンスはないのだ。

マラソンって言うのは、そのチャンスを得るのに絶好のステージだと。

まず、全く知らない人間は完走しただけでスゴイと言ってくれるだろう。

ちょっとかじった人間だと、ハーフで2時間切り程度でもスゴイと言ってくれる。

これが90分切りになると割と走っている人でも、スゴイと言ってくれるのだ。

スゴイを通り越して「アンタ、頭おかしいんじゃない?」と言ってもらえることもある。この場合の「頭おかしい」は誉め言葉以外の何ものでもない。

もちろん、世の中には上には上がいて、本当に頭がおかしくて80分切りとかしてしまう人もいるが、それは人であって人じゃない。おそらく火星か木星あたりから来た謎の生命体だ。

ハーフ90分切りというのは、私が出場する小江戸川越マラソンでも上位20分の1に入る成績だ。自分で言うのも何なんだが、コレは十分にスゴイ。

名刺だ。ハーフ90分切りは名刺代わりだ。

たとえば中途採用の会社の面接で「自分は努力家で負けず嫌いでやると言われたことは必ずやります!」と自己紹介したとしよう。

次に面接に来たヤツが「自分はハーフ90分切りで走ります。」の一言で駆逐されること請け合いだ。

「いや、その会社の社長が全くマラソンに興味がなかったらどうする?」

などというナンセンスなツッコミは、きっとこのブログの読者にはいないと期待する。

申し訳ないが、芋太郎レベルの初心者ランナーにとって「なぜ走るのか?」という問の答えは哲学的レベルに達することはない。

なので非常に俗っぽい結論で申し訳ないが、「スゴイと言われたいから」しかないのである。

そして、名刺代わりにもなるから、お客様に良いイメージを与えたり、すぐに顔と名前を覚えてもらったり、仕事上でもわりと得をすることがあるのだ。そんなところだ。

ちなみにこんなことを言ってもなかなか理解されないと思うが、芋太郎レベルでも「健康のため」という回答は絶対にない。正直、そのレベルとは一線を画しているといいたい。悪いが3か月で90分切を達成するには健康はある程度害すのだ。

膝や股関節が故障するのはもちろん、血尿が出ることもある。血尿が出ていながら、「健康にいいよ♪」とは決して言えないだろう?

毎日青汁飲んで、ピッコロ大魔王のように肌が緑になってるヤツが「青汁って健康にいいよ♪」と言ってるのと同じようなものだ。

つまり、芋的立場と言うのは「なぜ走るのか?」に対して、「健康的だから」< iMotaro < 「哲学的解答」と言ったら分かりやすいだろうか。

それでも分からない、という人はもうあきらめてくれ。私にも本業があるので。