ハーフの走力とシューズの変遷(芋太郎編)

芋太郎のシューズ変遷と走力

オマエのシューズがどうなろうと知ったこっちゃない?

興味ない?

一つ言っておく。

世の中は無意味なことに意味を見つけることに喜びがあるのだ。

そもそもアナタ方のランニングがそうであろう?

ランニングは健康に良いから?

絶対に違う。

このブログを読んでいるランニング中毒者の方々は、絶対にその域にはいない。

もはや、健康を害しているレベルのランニング領域に入っている。

私生活もランニングによってかなりの部分侵食されているはずだ。

それはもはや、外部から見たら「意味ないじゃん」と言われるレベルのランニングなのだ。

しかし、アナタ方はそのランニングに意味を見出している。

しかも、生きる意味、幸せの意味、尾崎豊の曲を味わうが如く、深い意味まで見出しているのではなかろうか。

ということで、一見意味のなさそうな芋太郎のシューズ変遷にもぜひ意味を見出して読んで欲しい。

もはや、ランニング中毒者の方々には何の参考にもならないレベルの話になってはしまうが。

このブログに迷い込んだ正真正銘のランニング初心者には多少の参考になるのではないか。

ランニング開始期のシューズ

芋太郎がランニングを始めた当初履いていたシューズ。

実ははっきり覚えていない。

アディダスのシューズだったことは間違いない。

その年の小江戸川越マラソンのタイムが1時間50分程度だった。

アディゼロのボストンだったような気もするし、ジャパンだったような気もするし…。

とにかくその辺りのシューズだった。

レース用もトレーニング用も関係なし。

そのシューズ一本で最初の年は乗り切った。

2年目~1時間32分くらいまで

2年目以降は、1年目の甘さを知ってシューズも真面目に考えるようになった。

そもそも1年目はハーフマラソンを舐めまくっていて、ウォッチすらなしでトレーニングもレースも乗り切った。

まあ、まさにお祭り気分でレース参加のど素人ランナーだったわけである。

1年目のレースで終盤は歩いてしまうという体たらくを見せてしまった芋太郎は徐々に本気になる。

どうせなら90分を狙ってみようと考え始める。

ここからわりと意識がはっきりしている。

お祭り気分が抜けたので、シューズの名前もはっきり覚えている。

アディゼロのフェザーだ。

軽いわりにそこそこクッション性があり、足へのダメージが少ないよ、という感じのシューズだった気がする。

このシリーズはわりと気に入っており3足くらいは買った気がする。

たしかに最初に履いていた靴よりもぜんぜん軽かった。

ただ、芋太郎的に弱点が二つあり、一つは靴底。

くぼみがたくさん空いていたのだ。

確かに靴底の厚さはあるのだが、軽さを追求したためか、靴底がワッフルみたいになっていたのだ。

このワッフルが厄介で、走っていると小石がこのワッフルの溝によく入る。

当然、小石が詰まると違和感爆発でいちいち止まって小石をとらなければいけない。

本番のレースになれば整備された道を走るから小石のリスクは少ないが、トレーニング中は何度も小石トラブルに見舞われた。

もう一つ。

靴の縁が固かった。

履き始めはいつも足のくるぶしの下あたりに靴の縁が足にあたって傷ができた。

履きなれてくると傷もできなくなるので、この時期はフェザーにつけられた傷がなくなるころに走力が上がっていたように思う。

90分切りの壁に挑み、達成するまで

90分切りをさらに真剣に考え始めて手にしたのが、アディゼロのタクミレンだ。

履いたときは感動した。

フェザーを履いたときも「軽い!」と思ったが、タクミレンを履いた時は「もっと軽い!」と思った。

実際、重量的にはどちらもそれほど変わらないのかもしれない。

靴底が薄くなったからか、スピードが出る感覚がものすごいあった。

地面からの反発を受けるからだと予測する。

芋太郎はタクミレンを手にしてから、数年ののち、タクミレンとともに90分切りを達成した。

もはや、タクミレンはランニングをする限り離れられない存在だと確信していた。

しかし、その芋太郎の淡い片思いは見事に打ち砕かれる。

ブーストなるものがタクミレンに入り込んだのだ。

ブーストが入って何が変わったか。

科学的なこととか、そう言うのは知らない。

気になる人は共同執筆者の「富土通」氏のようなマニアに聞くか、アディダスに直接問い合わせればいいだろう。

芋太郎の感覚的には、ブーストが入って重さを感じるようになった。

そして異物感。

何というかフィットしない。

速く走ってるつもりでも加速しない感じ。

ペタペタするというか…。

でも、実際はタイムが出ているから不思議は不思議だったのだが。

しかし、感覚を大事にする芋太郎にとっては、一向にこの異物感みたいなのが受け入れられなかった。

それでも、とりあえずはタイムが出ているタクミレンを買い続けた。

しかし、ある日、スポーツショップに出向いたときのこと。

タクミレンの価格が約1万5000円で売り出されていた!

芋太郎は固まった…

タクミレンはどうやら芋太郎のことが嫌いになってしまったのだと悟った。

ブーストという異物感を入れ、そして零細経営者をいじめるこの価格。

タクミレンにフラれたショックでたたずむ芋太郎の目に、ちょこんと横で輝くオレンジのシューズがあった。

現在の相棒シューズ

そのオレンジ色に輝くシューズこそ、現在の相棒ターサージールである。

シリーズは忘れたが、とにかくターサージールだ。

価格も税抜きでたしか8000円を切っていた。

型落ちだったのかもしれないが、かなり値下げ価格で売っていた。

アディダス一辺倒だった芋太郎は自分に合うかどうか不安に駆られながらも、財布の中身と妻の機嫌の方がもっと不安になって試着させてもらった。

少しだけ小走りをさせてもらった。

フィット感が半端なかった。

ブーストなしのタクミレンを始めて履いた時の感動が蘇った。

私の財布も喜んだ。

そして、私のイメージの中で妻がほほ笑んだ。

「それなら買ってもいいよ。」

ショップの天井に映った妻がそうささやいたような気がした。

強く断っておくが、私の妻は健在だ。

現在、ターサージールは2つ持っている。

シリーズは違うが、2つともほとんど同じ感覚でフィット感抜群だ。

ちなみにターサージールを履いてからは小江戸川越マラソンで90分切りを逃したことがない。

今年の小江戸川越マラソンのAスタートのランナーたちの靴を想像する。

おそらくナイキの例のシューズ率が高いだろう。

われらがターサージールの存在比率は寂しいことになるかもしれない。

それでも芋太郎はターサージールを履き続ける。

最後に。

一時期、たしかリーボックかどこかから靴底がくねくねしている靴が出てたような気がする。

そのころの芋太郎はまだAスタートランナーではなかった。

Cとかその辺りだと思う。

その辺りのランナーはやっぱりAスタートランナーと比べると圧倒的にミーハーランナーが多い。

リーボックのくねくねシューズを履いている人が何人かいた。

一体あの靴は何だったのだろうか…

もはや見ることはなくなったが、廃盤になってしまったのだろうか。

どのくらいの走力を想定して作られた靴だったのか?

はっきりは覚えていないが、あのフォルムからして上級者用の靴ではなかったのだろう。

リーボックのあのくねくねシューズを今も履いている人がいたら、ぜひ聞いてみたい。

何のつもりでそのシューズを選んだのか。

そして履き心地はどうなのか。

ランニングを真剣にやろうとお考えなのか。

まあ人生いろいろ、シューズもいろいろだ。

芋太郎のように他人のシューズを否定するヤツが一番質が悪い。