酸素カプセル(ボックス)の効果
昨日は酸素カプセル(ボックス)の研修会に行ってきた。
株式会社タイムワールドさんの研修に行った。
株式会社タイムワールドさんは日本の酸素カプセル業界では先発的な会社であるようだ。
サッカー選手の香川真司選手を広告に使っている。
さいたま国際マラソンの疲労と脚も故障しているのでちょうど良かった。
昨日は、酸素ボックスに入って効果を感じられた。
疲労が少しとれた感じがした。
以前レース後に、酸素カプセルは利用したことがある。
酸素カプセルは一人用で、
酸素ボックスは数名で入ることができる。
今回研修で入ったのが6~8名で利用できるものであった。
カプセルとは違い、横にならずに入れて圧迫感がない。
中にはエアコンとテレビがある。
快適である。
酸素カプセルを簡単に説明すると
気圧を上げて、酸素濃度を上げる構造である。
株式会社タイムワールドさんの商品は気圧を1.3まで上げられる。
気圧1.3は地下3,000mにあたり、
水深にすると3mだそうだ。(地上の気圧は1.0)
富士山(8合目あたり)の気圧0.7なのでその真逆といった感じの酸素濃度ではないだろうか。
酸素カプセルが日本で有名になったのは、イギリスのサッカー選手「ベッカム」がワールドカップ前の故障の治癒に使用したことで、一般的に知られた。
酸素カプセルの効果は
・疲労回復
・怪我の治癒
・老化防止
・美容効果
・認知症予防
・二日酔いの軽減
・腰痛の緩解
・関節痛の緩解
など
酸素を多く取り込める体にすることによって、上記を可能とするらしい。
私の個人的な意見としては、これらについてはもちろん劇的なものではないと思っている。
それでも効果はあると思う。
研修に行ったので、質問をしてみた
Q.最大気圧を1.3にしている科学的根拠と使用頻度の理想は?
医療用では気圧が2.0~3.0の機器もある。しかし、高ければ良いというわけではない、とのこと。スキューバダイビングでは、※「減圧症」防止のため水深5m以上から急上昇できないように、酸素カプセルでも、超高気圧から地上気圧までにするとリスクがでてくるとの話があった。また、使用頻度についても理想というものはなく、毎日1~2時間程度使っても良いとのこと。それ以上使用しても、体の酸素は飽和されてしまうようだ。
※「減圧症」とは
気圧の高い場所から低い場所に急に移動した際に体内に気泡が形成されることによって生じる症状。潜水病,潜函病,ケーソン病とも呼ばれる。与圧されていない航空機の操縦士,潜水作業者,ケーソン工事作業者(→ケーソン基礎工法)などにみられる。大気圧下では身体組織に少量のガス(気体)が溶け込んでいる。航空機が高高度に急上昇して操縦士の周囲の気圧が低下すると,溶解していた気体が体内で気化して気泡となる。時間をかけて上昇すれば,気体は血中へ溶け出し,呼吸によって体外へ吐き出される。潜水作業は,潜水深度に比例して水圧が増す。潜水作業者が呼吸する圧縮空気の圧力は周囲の水圧に等しく,潜水時間や深度が増すと,体内に吸収される圧縮空気の量は多くなる。この状態で急浮上すると,身体組織に気泡が生じる。減圧症の原因となる気体は窒素である。吸入された窒素は飽和状態に達するまで体内に蓄積され,周囲の圧力が下がると過飽和となった窒素が気泡となる。窒素は脂肪組織に吸収されやすく,約 60%が脂質である神経系は特に影響が出やすい。脳や脊髄,末梢神経に気泡が生じると,麻痺やけいれん(潜水夫麻痺),運動障害やめまい,しびれ,吐き気,言語障害などの症状が現れることがある。気泡が関節に形成されると強い痛みを感じる。潜水病をベンズ bends(曲げることの意)と呼ぶのは,痛みのため関節を伸ばせないことからきている。皮膚の下に小さな窒素の気泡ができると赤い皮疹(発疹)ができたり,かゆみを感じたりするが,通常 10~20分で消える。呼吸器系に気泡が発生するとせき込んだり,呼吸が苦しくなったりする。そのほかの症状に胸痛,呼吸時の焼けるような感覚,重度のショック症状などがある。治療法は,高気圧室に入れて再加圧し,その後徐々に減圧するのがほぼ唯一の方法である。しかし必ずしも損傷した組織を完全に元に戻せるわけではない。 出典元:コトバンク 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Q.ランニングにおける最大酸素摂取量の向上は見込めるか?
講師の方が、ランナーではなかったので最大酸素摂取量については解らなかった。トップアスリートは高地トレーニングをして、あえて気圧の低い、酸素の薄い環境で最大酸素摂取量の向上を図る。そういった点でも、ランニングにおける最大酸素摂取量の向上が酸素カプセルで見込まれるといえば、それは違うと思う。あくまでも、日常生活において「酸素を取り込める体にできる」ということであると、わたしは考える。そもそも最大酸素摂取量は、インターバル走のような高強度のトレーニングをしても、最大でも20%位の向上しかしないと言われている。
Q.酸素カプセルの事故リスクと使用できない人は?
株式会社タイムワールドさんでは、創業以来20年、事故は全くないようである。
使用できない人は
・うまく耳ぬきができない
・ペースメーカーを使用している
・糖尿病でインシュリンをしている
・妊婦の方
ただし、上記でも医者の許可があれば使用できる人もいる。
本日の練習
今日もほぼ休足。(フローはやっている。)
3日連続。
ふくらはぎは昨日よりはいい。
まともに走れないので、昨日は通勤と外回りは全て自転車。
19km前後は自転車で走った。
サブ4を目指す「N介」氏がズームフライ3の最新カラーを購入した。
関連記事:ズームフライ3とズームフライニットの比較。10kmキロ4分ランナーでは?
フォアフット走法。
アラフォーおじさん達の挑戦は続くのである。
【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】