マラソンの腕振り教科書もしくは参考書

久々にランニングの指南書もしくは指導書的な本を購入した

「みやすのんき」さんの

「マラソン腕振り革命」という本である。

ターンオーバー理論

驚くほど推進力

アップする!

(おおっ!ターンオーバー理論?何だ?!)

市民ランナーの❝腕振りの常識❞今変わる!

本の帯の効果はすごいっ!

帯を見て、迷うことなくネットでポチッと。

非常に興味深く、面白かった。

購入して2日で読み終わってしまった。

これまで数々のランニングの指南書的なものを読んできた。

それらの指南書とは一線を画するものであった。

科学的で理論的、そして漫画家さんならではのイラストが入っており、非常にわかりやすかった。

ランニングの指南書は感覚的な表現も多く、人によっては理解できなかったりする場合が多い。

しかし、この本は違う。

まさに「マラソンの腕振り教科書」

「マラソンの腕振り参考書」といった感じである。

「みやすのんき」さんが自ら被験者(みやすさんのラン友さんも)となって腕振り革命に取り組み、その結果をまとめた、まさに研究論文といった著書である。

腕振りに興味がある方、真剣に考えてみたい方には、とても興味深く、面白い内容になっているので是非おすすめしたい。

と、前にも同じ言いまわしでみやすさんの本(『アルティメットフォアフット走法』)を記事にさせて頂いたことがあるが、今回もはっきり言って、とにかく面白いです!面白いだけではなく走力向上にもつながると思います。

究極のフォアフット走法の教科書、ヴェイパーフライの参考書。

ちなみに僕は前著アルティメットフォアフット走法』を読んで、フォーム改造に取り組んでから5km、10km、フルマラソンの自己ベストを更新しました。ハーフマラソンは5年ぶりに87分台(サードベスト)を出すことができました。

ソールの減り方で接地の確認(フォアフット走法とヒールストライク走法)

自己ベスト記録(2021.8.19現在)

 

印象に残ったところ

アフリカ系ランナーに多い腕を抱え込む振り方。腕振りが折り畳まれている。

東京オリンピックの男子マラソンの映像を見て確認してみました。本当にそうでした。「抱え込む振り方」「腕振りが折り畳まれている」は的を射た表現です。日本人では大迫傑選手のMGC、東京マラソン、東京オリンピックの映像を見てみましたが、やはり抱え込むような振り方をしていました。

腕振りは肘を伸ばして振るより肘を折り畳んで振った方がコンパクトに速く振れるようです。そして折り畳まれると腕の遠心力も弱まり上半身が振られにくくなるとのこと。そしてエネルギーロスも少なくなるようなのです。腕を折り畳むことによってこのような利点があるみたいです。

腕振りの黄金律

この本を読んでどのように腕振り革命を起こせばよいのか。それは「第6章 腕振り黄金律」の特にP.115~118“上肢帯から振れば前腕は必ず旋回する”からP.119~127“腕振りの動きに注目したランニングフォーム まとめ”を見るとイラストで解りやすく書かれています。まさに参考書です。

サブエガ挑戦記

「57歳シーズンの挑戦つくばに向けて」「第39回つくばマラソン当日」といったみやすさんのサブエガ挑戦記はやはり面白かったです。

人生成功もあれば必ず失敗もあります。そこを踏み越えて行くのもまた人生です。

みやすのんき

そして感動しました。

以上、3つだけ印象に残ったところをご紹介させて頂きました。

前述したように、腕振りに興味がある方、真剣に考えてみたい方には、とても興味深く、面白い内容になっているので是非おすすめしたいです。

「読む価値あり」です。

 

【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】