「病を味わう」

 病気になって
それがなおって、
なおって息災を喜ぶうちに
また病気になって、
ともかくも
一切病気なしの人生というものは、
なかなか望みえない。
軽重のちがいはあれ、
人はその一生に何回か
病の床に臥すのである。

五回の人もあろう。
十回の人もあろう。
あるいは二十回、三十回の人も
あるかもしれない。
親の心配に包まれた幼い時の病から、
不安と焦燥に悶々とする
明け暮れに至るまで、
人はいくたびか
病の峠を越えてゆく。

だがしかし、
人間にとって所詮死は一回。
あとにも先にも一回きり。
とすれば、
何回病気をしようとも、
死につながる病というのも一回きり。
あとの何回かは、
これもまた
人生の一つの試練と観じられようか。

いつの時の病が死につながるのか、
それは寿命にまかすとして、
こんどの病もまた人生の
一つの試練なりと観ずれば、
そこにまたおのずから心もひらけ、
医薬の効果も、
さらにこれが生かされて、
回復への道も早まるだろう。

病を味わう心を養いたいものである。
そして病を大事に大切に養いたいのである。

出典元:松下幸之助 道をひらく「病を味わう」

いきなり偉大な方の随筆からでした。お陰様で、40歳になるまで大きな病にかかることなく生きてきました。丈夫な体に生んでくれた親に感謝せねばなりません。しかし、今月末に全身麻酔でおこなう手術入院が控えています。

鼻口蓋管嚢胞手術までの道は長くそして険しい

今年は1月早々から、持病の痔に加え「血栓性外痔核」を発症したり、不整脈が顕在化するといったことも続いていました。それに続き、今回の「鼻口蓋管嚢胞摘出手術」です。歳のせいなのか、病院通いが多くなりました。

鼻口蓋管嚢胞が根治しても、次の「がん検診」でがんが見つかるなんてことも、ないわけではありません。(がん検診は40歳になる歳は無料です。)

アルコール依存症で悩んでいた方が、2年断酒していたが末期がんが見つかったという話しも聞いたことがあります。

ある病気にかかって治り、そしてまた違う病気にかかる。

これからも歳を重ねていく過程で、これまでに経験のない病気を発症するのだと思います。

持病が1つくらいあった方が「健康」に気を使い、総合的に見れば「健康」を維持できるという話しも聞いたりします。

わたしにとって持病の痔はストレスや疲労のバロメーターになっています。

病を味わう心を

痔を味わう心を

養いたいと思います。

そして病気になっても、病気が治っても、その度に一喜一憂せず、気持ち穏やかでいたいと思っています。

 

昨日今日の練習

さて本題のランです。

昨日は4週連続、4回目の妻との朝ランでした。5㎞キロ6分半~6分で走りました。「モンベル ロックオンサンダル コンフォート」で走りましたが、やはりかなりいいです。実は昨日まったく同じもの(同じカラー)を在庫として買いました。超おすすめです!

雨の日やリカバリージョグで重宝する走れるモンベルのサンダル

そして今日は疲労抜きジョグです。

めちゃくちゃ疲労があります。

 

【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】