歯医者のレントゲンを適切に拒否してみた結果

「芸能人は歯が命」ならば

もちろん

「ランナーは歯が命」なのだ。

よく解からないが24年前、東幹久が出演していたアパガードのテレビCM。

わたくし、富土通(フドツウ)が他のSNSで書いた記事のオファーがあったので

本ブログにそのまま完結編として投稿させて頂く次第であります。

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どうでもいい話。「レントゲンは絶対撮らせない(完結編)」

この内容についてはもう書かないと決めていたが意外な結末になったので更新することにした。

2日前

「レントゲン撮影は今回見合わせたい」と伝え、歯石除去の予約をした。

理由は以下をご覧いただきたい。

前回、受診時

「次回レントゲンを撮らせてもらう許可をとって」

医師が歯科衛生士に指示している声が聞こえる。

私はかれこれ3年以上は虫歯がない。

それはしっかりメンテナンスをしているから。

3ヶ月に1度、歯石の除去をしている。

その間、レントゲン写真を使った話や助言を貰ったことがない。

よって

「なぜ、撮るんですか?」

と質問。

回答はこうだ。

「一般的に1年に1度撮ります」

レントゲン撮影はコスパが良い。

1分で約7,000円の診療報酬が入る。

(10割で)

納得がいかないので、あれこれ調べると

米歯科医師会の記事に辿り着いた。

東洋経済の記事。

そこには

“患者個別に治療経過を踏まえて撮影するべき”

“虫歯がない場合は2〜3年に1度にすべき”

などと書いてあった。

レントゲン写真を使った話や助言もないので、完全な診療報酬目的。

よって

レントゲンは絶対に撮らせない。

実は昨年、

この医師 VS 私

1回戦が行われている。

その時は私が勝利している。

この医師、歯石除去に加えて毎回、歯磨きチェックをしてくるので

毎回2回、行かなければいけない。

だから、断った。

個人の磨き方には限界があり、これ以上の改善は難しいと判断した。

磨き残し、18%

20%以下になればOKのようだ。

そして今回、2回戦

「当院の治療方針です」

などと言ってくるのだろう。

そうなれば、今回も私の勝ちは濃厚だ。

「それなら診療はできない」

(応召義務があるのでそんなの駄目)

と言えば

井上尚弥ばりのKO勝ちだ

このような話を部分的に受付に申し伝えた。

昨日予想通り

「当院の方針でそれなら診療は出来ない」

と受付よりTELがあった。

ここから40分にわたるやりとりをできるだけ簡潔にハイライトで書き記したい。

受付「今回、レントゲン撮影をしなければ9月7日の予約は取り消します」

私「応召義務でそれはできないはずですよ。しかもそんなの脅しじゃないですか?おかしいですよ?」

受付「応召義務・・・?ですか。ちょっと待ってください」

この会話に至るまでにTELを保留にして何度も医師に話を聞きに行く。

そしていよいよ院長医師(以下医師)がTELに出る。

医師「受付から聞いているか分からないのですが、10,000人の患者を診ているので個別にそのようなことを言わると、私のストレスになるんですよ」

私「・・・・」

(愕然としてしまった。そんなことを私に言われてもね~)

医師「ご存じかどうか分かりませんが厚労省の指導で決まっているんです」

私「厚労省の実地指導で1年に1回レントゲン撮影することが決まっているんですか?」

医師「期間は決まっていません。保険者(市町村)の請求業務の兼ね合いで..」

私「決まってないんですよね。しかも保険者の請求の兼ね合いなんかまったくレントゲン撮影を1年1回撮影するというのと関係ないですよね。私も医療ではないですが保険制度の中で仕事をしているので解りますよ」

医師「1年に1回撮影するというのは私の判断です」

私「一般的に1年に1度撮影するという説明に私は納得していないので私の場合は個別に判断して必要かどうか教えて下さい」

医師「当院の方針にご納得いただけないなら他に行っていただいた方がいいと思います」

私「ある歯科医師会によれば個別の治療経過を鑑みて現在、虫歯がない、もしくはその兆候がない場合は2~3年に一度、最小限に留めるべきとしていました。だから、私の場合3ヵ月に1度ケアしていてリスクも少ないと思っているのでもう少し長いスパンにしてもらえないか相談しているんです」

医師「私の裁量で出来ないこともない。保険制度に引っかからなければ」

私「・・・・」

(まったく、なんなんだよ。保険制度に引っかかるわけないでしょうよ)

医師「1年1度撮影しますといって他の患者さんにはご納得して頂いてますので‥今回このようなことを言われるのは初めてなので…」

私「それは医師の立場からそのように言われれば、たいがい“そうなのかなぁ~”と思ってしまいます。私だってそうですよ」

医師「今、私にそこまでの知識がないので1年、2年、3年で撮影した場合のリスクについての文献を調べます」

私「先生がレントゲンをしっかり見て治療に活かしている前提であれば、おそらく調べなくても2,3年より1年で撮影した方が良いのはなんとなく解ります」

医師「レントゲンの被ばく量を心配されて言われているのですか?」

私「違いますよ。被ばく量は飛行機に頻繁に乗っているほうがはるかに多いことは解っています」

医師「・・・ご存じでしたか..他の患者さんではこのように言われることがあるので...」

医師「予防歯科という制度が確立されていない現状についてもご理解いただきたい」

私「・・・・」

(そんなこと言われても今回の話とは関係ないでしょ)

医師「9月7日の予約は取り消さなくていいので、その時までに何か説明できるようにしたいと思います」

私(何か説明できるように?謎だ)

私「できれば長くお世話になっているので今後も診ていただきたいと思っているんです」

なぜ、私がこのようにいうのかは、とにかくこの歯科が一番近いからだ。

自宅から300m。

次に近いのが550m。

その次が1㎞くらい。

どんだけ~歯科があるんだよって感じですがね~

他の歯科に行っても、良い医師がいる保証はない。

プロフェッショナルに出てくるような探求心があったり、技術に優れている医師などめったにお目にかかることはない。

だから、TVショーに出るわけである。

私は医師をうまく使って、健康を維持していきたいと思っている方だ。

(もちろん、重篤な病気にかかればそんな余裕もなく、すがるだろうが)

だから、医師だろうが納得がいかなければ納得いかないと伝えるし、場合によっては処方箋の変更も申し出る。

医師とのこのようなやりとりは、相当なパワーを使う。

色々調べて知識がつくのは良いことだが、かなり疲れる。

今回、この医師が文献を調べて説明すると言っていたが、おそらく納得いかないと思う。

それは話をすり替えてくるからだ。

ただ私は今回、歯科医院を変更しないと思う。

それは、予防歯科として使うなら自宅から一番近い歯科が良いからだ。

だから自分で通院頻度をうまくコントロールして、1年半くらいになるようにするつもりだ。

一番の目的は

『虫歯にならないこと』

だから方針には従うが、先生にはよくレントゲン写真を見てケアにあたって頂きたいと申し伝えるつもりだ。

そして本日、9/7の受診を迎えた。

医師「電話でお話ししたレントゲンの件ですが、弁護士と学術協会と2つの方向性で確認した。医学的見地から患者に対して1年に1度レントゲンを撮ることを強く勧めるのはやめた方がいいということだった。なのでレントゲンを撮るタイミングは自己責任でやってもらうしかない。」

他の研磨などの施術についても実施の同意をしっかり確認された。

時に相手が誰であれ、今回は医師であったが、

「間違っていることは、間違っている」

「嫌なことは、嫌」

と勇気を出して言えることが必要だと思っている。

それは子どもも、大人も。

 

 

(本当に終)

 

【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】