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キロ4分の世界

キロ4分

当たり前だが1㎞を4分で走ること。

ランニング中毒者の人たちでさえ、コレを当たり前に続けられる人はそうそういないはず。

1㎞を4分で走れたら、ハーフマラソンで85分を切る。

とんでもない速さだ。

このブログ、私以上のランニング初心者の人も見ているかもしれない。

ランニング初心者の人からしたら

「芋太郎、オマエだって90分で走れるんだろ?じゃ85分くらい頑張ればイケるんでないかい?」

などと考える人がいるかもしれない。

絶対にムリ!

たとえば本当に初心者の初心者が初めてのハーフマラソン出場で2時間10分で完走したとしよう。

その人が次のハーフマラソンで1時間40分で走ったとしよう。

30分の記録更新だ。

素晴らしい。

おそらく相当努力をしたはずだ。

しかし、はっきり言う。

2時間10分から1時間40分の30分の記録更新と、90分から85分の5分の記録更新

どちらが難しいか?

圧倒的に90分から85分への記録更新だと断言する。

前者の30分の記録更新の壁がパリのエッフェル塔の高さだとしたら、後者の5分の記録更新の壁は八ヶ岳くらいの高さがある。

ウソだと思うなら走ってみればすぐ分かる。

ハーフ1時間40分で走るには1㎞あたり約4分45秒だ。

1㎞限定であればランニングをしていなくても案外無理をすれば走れる速さかもしれない。

メタボリックとか、運動経験ほぼゼロとかだと厳しいが…

9カ月の休み明けの芋太郎でも、1㎞限定だったらこの速さは出せる。

では1㎞4分で走ってみよう。

走れない!

そもそも1㎞限定でもキロ4分というは、普通のオッサンには超難しい。

8月31日からこれまで180㎞程度走ってきた芋太郎でさえ、キロ4分と言うのは1㎞限定でも難しい。

それを21㎞も続ける…

走ってみればわかる。それがどれだけ異常なことなのか。

さてここで、時速とキロ〇〇分の相関を見てみよう。

キロ6分 時速10㎞ ちょっと速めのジョギング

キロ5分 時速12㎞ ママチャリを普通にこぐくらい

キロ4分 時速15㎞ ちょっと速めの自転車

キロ3分 時速20㎞ 一般男性の短距離全速力

感覚的なものはネットをググって何となくそうかなくらいで書いてみた。

キロ4分とは女子高生が遅刻をしない様に頑張って自転車をこいでいるくらいはあると思ってよい。

それを生身の足で21㎞を走り続ける人たち…、おかしいでしょ?

ちなみにキロ3分は実業団選手とか箱根の選手とかが出す速さになるが、もはや人間業じゃない。

芋太郎では1㎞限定でも到底出せない。

共同執筆者のラン中の「富土通」氏でも無理なはずだ。

芋太郎のキロ4分の限界

芋太郎レベルだとキロ4分で走れる限界はかなり短い。

9月中旬、今の走力だとどんなに頑張っても2㎞が限界だろう。

11月終盤、仕上がりに仕上がったとしても10㎞持つかどうか。

考えてもみて欲しい。

芋太郎は11月終盤まで合計で500㎞程度は走破する。

500㎞って埼玉県狭山市から岩手県盛岡市くらいの距離だ。

西武新宿線と東北新幹線を使うレベルの距離を走っても10㎞キロ4分というのは難しいのだ。

ハーフ90分切りのためにはキロ4分の走力は必要だ。

マラソンの世界には5㎞を何分で走れたら、10㎞を何分で走れたら、そしたらハーフでこのくらい、フルでこのくらい見たいな指標あるらしい。

ダニエルの表とか何とか言うらしいが、その辺りのことはこのブログでは「富土通」氏の領分なので私は知らない。

ジャック・ダニエルズとか、ジャック・ダニエルとかマラソンを絡めて検索すると出てくる。

マラソンを絡めないと当たり前だがウイスキーが出てくる。

申し訳ないが芋太郎はウイスキーの方しか興味がない。

しかし、芋太郎的尺度で言ってもハーフ90分切りのためにはキロ4分のスピードでいくらかは走れないと厳しい。

10㎞を少なくとも40分台で走破できるくらいじゃないと、その年の小江戸川越マラソンの結果はたかが知れているだろう。

最低限、5㎞を20分以内で走れないとダメ。

ダニエルズうんぬん関係なく、芋太郎的感覚で無理。

さて、そのキロ4分を出すための走力のつけ方だが。

とにかく走れ。

これだけだ。

閾値がどうとか、心拍数がどうとか、科学的な難しいことをランニング中毒者は言いそうだが、初心者芋太郎が敢えて言う。

四の五の考えずにとにかく走れ。

まず、1カ月は合計280㎞以上走れ。

次の1カ月で5㎞20分切りができるように頑張って走れ。

どういうことをしたらいいか?

そんなの知らない。

知りたいならググればいい。

専門的な人が詳しく書いてある。

ただ、そんなこと知ったところで走らなきゃ意味がない。

だからとにかく頑張って速く走れ。

苦しくても頑張って走れ。

一応、芋太郎は1000㎞×5本のインターバルをやるが、ハッキリ言ってそのペースとかは全然意識していない。

なぜ意識していないか?

全力で走るだけだからだ。

ペースを気にする余裕などないくらい全力で走るだけ。

坂道ダッシュも同じ。

200m×7本とか8本とか。

上り坂をとにかく全力で走るだけ。

そうやって苦しさに耐えているうちになぜか5㎞を20分以内で走れるようになったりする。

初心者がハーフ90分切するためには、アレコレいろいろ効率的なトレーニングを考えるよりも、その時間があったらとにかく走るべし。苦しむべし。

正論は「富土通」氏やほかのランニング中毒者が書いているサイトに任せる。

芋太郎は無責任論を貫くべし。