トップ写真はわたしのCT画像です。赤く囲んだところが病変の「鼻口蓋管嚢胞」です。
はじめに
鼻口蓋管嚢胞という病変が見つかり、2020年4月に手術入院が必要だと医大にて告げられました。経過については下記のリンク記事から見て頂けると幸いです。コロナ禍で病床が制限されている事情もあり、手術入院は6月下旬となりました。
その間、鼻口蓋管嚢胞の摘出出術を受けた方のいくつかのブログを拝見しました。わたし自身は情報がたくさんあった方が安心する性格なので、「怖い、痛い」内容であっても情報を知ることを選択します。
現在google検索すると鼻口蓋管嚢胞の摘出出術を受けた方の記事(ブログ)は5ページ目までに3件見つかります(タイトルからすぐわかる記事。他にもあるかもしれません)。わたしが拝見したこの3つの記事は2010年、2014年、2017年の記事です。1番新しい記事で2017年なので3年前になります。
よって、医療も進歩していますので今回、わたしも鼻口蓋管嚢胞について書いてみることにしました。よって患者の立場からのブログとしては最新なのではないでしょうか。
これから鼻口蓋管嚢胞の手術入院をされる方の情報としてお役に立てれば幸いです。ただし、あくまで「わたしの場合はこうでした」という内容です。個人の病変、年齢、体力などによっても、手術をされる病院によっても治療や手術、入院期間はもちろん違ってきます。ご参考までにご覧ください。
鼻口蓋管嚢胞とは
鼻口蓋管嚢胞とはどんな病気なのか?その症状は?発症の原因は?☟
上顎骨CT検査から鼻口蓋管嚢胞が見つかる。初めての入院、全身麻酔、切除手術へ
手術入院の記録 2020年6月30日~7月3日
入院1日目(手術前日)
手術前日はどのようなことがあるのか?食事は?飲み物は?☟
入院2日目(手術当日)
手術は?全身麻酔はどんな感じ?術後の痛みや出血は?☟
入院3日目(手術翌日)
手術翌日はどのようなことがあるのか?☟
入院4日目(退院日)
退院日はどのようなことがあるのか?3泊4日の手術入院費用はどのくらい?☟
医療費・入院費用
発症から手術入院までにかかった費用は?☟
鼻口蓋管嚢胞の発症から手術入院までの費用(医療費・保険適用外)
手術の合併症について
手術の合併症はどのようなものなの?実際どのくらいあったか?☟
全身麻酔の合併症について
全身麻酔の合併症はどのようなものなの?実際どのくらいあったか?☟
縫合の抜歯の痛み(手術後6日目)
抜歯の仕方は?その痛みは?嚢胞の病理検査の結果は?良性か悪性か?☟
手術入院のために準備した持ち物
入院のための必須アイテムは?鼻口蓋管嚢胞の手術入院の場合にあった方が良い持ち物は?☟
手術後の経過と後遺症
手術後6日目に抜糸をしました。嚢胞は病理検査の結果、「良性」でした。1ヶ月後に経過観察で受診の予定です。
手術後10日目にはマラソン大会に出られるまでに回復しました。痛み、強い痺れ、違和感は持続しています。歯磨き時の出血は止まりました。
手術後11日目に飲酒しました。痛み、出血などはありませんでした。
手術後14日目 歯磨き時に一度止まったかに見えた出血があります。それと嚢胞があった部位と口腔内の天井部に痛みがあります。
手術後15~17日目 切開部の傷口というより、その奥の方がけっこう痛みます。嚢胞があった鼻下の上前歯(右1)は相変わらず、麻痺している状態。
手術後21日目 手術後の「侵襲」によるストレスに気をつける
手術後34日目 「鼻口蓋管嚢胞」手術1か月後の状態と受診
顎関節症についての治療もお願いしました。
顎関節症の原因は「ストレス」。自分で出来る顎関節症の「ストレッチ方法」。
手術後49日目 麻痺と違和感が続いています。それにより発音に影響する場合があります。
手術後62日目 「鼻口蓋管嚢胞」手術2ヶ月後の受診と状態
手術4か月後 相変わらず、強い違和感が残っています。切開した箇所が引きつっている感じです。
経過観察で受診に行ってきました。歯茎を触診。再発や細菌感染している様子はないようです。次回の受診は3か月後です。レントゲンで手術で削った骨の再生も見るようです。
手術5か月後 強い違和感、鈍痛を感じる。再発か?不安を感じる。
手術7か月後 ハーフマラソンで90分切りを達成した後、激しい疲労の影響か切開した部分が痛む。手術後1番の痛み。
手術8か月後 3月上旬に受診。骨の再生をレントゲンで確認。
手術1年後 7月上旬に受診。触診により、おそらく再発していないとの事。違和感は続く。2か月後受診予定。
手術1年1か月後 局所以外の話です。左上奥歯(親知らずの手前)の側面をブラッシングすると痛みが出たので、かかりつけ医に相談。嚢胞でもなく、虫歯でもなく夜間の食い縛りによって痛みが出たようです。嚢胞摘出手術による切開部付近の麻痺について聞いてみたところ、神経が中央に徐々に寄ってきて麻痺の緩和は期待できるとの回答でした。
手術1年2か月後 レントゲンで骨の再生を確認しました。経過は順調で、定期な受診はこれで終了しました。嚢胞発症からの通院は約1年半もかかりました。「大変お世話になりました。」と主治医の先生に感謝を申し上げました。後遺症として麻痺は残りましたが、これでこの記事の更新も終了いたします。
ありがとうございました。
【記事:芋太郎ブログ富土通(フドツウ)】